今年度に入ってから、2号の朝のお支度が遅い。
連日、踊りながらもちゃちゃっと支度を済ませる1号をの眺めて時間を過ごしたり、何となく布団にもぐって春眠をむさぼっていたり(しかし、布団のぬくもりを楽しんでいるだけで、寝ているわけではない)。
勢い、私とのバトルも激化する一方である。
前日の大バトルの末に、今日はようやく、1号と同じ時間帯に朝食を済ませ、飼猫氏の出勤も見送ることができた2号。
久しぶりの穏やかな朝に、1号は出かける前のわずかな時間を使ってボードゲームを持ってくる。
…しかし、ゲームの途中で時間切れ。
「やだーっ!1ゲーム終わるまで学校行かない!」
と駄々っ子を無理やり追い出した後で、2号がぼそっとつぶやく。
「ぼく、今日は歩いていく」
げぇぇぇっ。この雨がすぐにも降りそうな天気なのに、徒歩40分近くかかる幼稚園まで送迎しろと?
しかし、この1カ月以上の末の2号の頑張り。報いるのが本当なんだろうなぁ。
がっくりと肩を落として、それでも一緒に幼稚園に向かう。
「今日はねっ♪鉄塔を見ながら幼稚園に行くんだよ♪」
と私の気も知らずに嬉しそうに飛び跳ねる2号。
まずは家から出てすぐのところにある鉄塔。
次は…ひとつは遠くから眺めるだけで飛ばして、線路沿いにある鉄塔。
いつも幼稚園に行く道から外れて、小学校のそばを通る。
43から始まって…45、46、47…。
48番目まで来たとき、雨がぱらつき始める。あ。これは鉄塔の立っている場所の近くまで行けないね。
帰りはさっと時間をかけずに帰ろうと思って、自転車をひきづっている私。
念のために私の分だけ合羽を持ってきたが。2号に着せかけて、胸元のボタンを留める。うーん。裾が引きずるね。たくしあげて歩きなさい。
次は、50番目。ここまで来ると幼稚園はすぐ。
いつも園バスで見送るすぐ前の51番目を見て、大満足で幼稚園に駆け込む2号。はふ。
2号
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