ホワイトデーと1号と。

1日早いがホワイトデーである。
半日保育で帰る2号を、彼女のバス停で降ろしてもらい、お弁当持参で遊びに行く。
はじめてお邪魔する家。アクアビーズなんてさせてもらって。

のんびり遊びたいところだけれども、1号の帰宅時間に合わせて失礼させてもらう。
自転車で行きは15分かそこらのところだけれども、帰りは上り坂になるからもう少しかかる。しかも行きは一人だったけれども、帰りは後部補助椅子に2号が乗ってるから重い重い。

家の近くの、一番きつい上り坂の下まで来たとき、携帯電話が鳴った。
む。鍵を持っていくように言い置いた1号がもう家に着いたのかしら。今日は早いなぁ。
…違った。学校の先生だ。

5時間目の授業中に頭痛を訴えて保健室にいるらしい。
すぐに迎えに行きます、と言って、2号にその旨を話す。
え〜と。これから家に帰るから、1号を迎えに学校まで行く間、2号は留守番しててね。
「ぼく、ここからなら一人で先に帰るよ」
そうか、まぁこの石段を上がれば、普段一人でも遊んでいるエリアだもんね。大丈夫か。
家の鍵を渡して、そこで2号と別れる。

学校に到着。保健室に向かうと、1号は冷えピタを額に貼ってベッドで寝ていた。
「(ギリギリまで我慢しちゃって、自分では言えないで泣いているところを)お友だちが教えてくれまして」
「熱はあまりないんですが、どうしたい?と訊いたら寝たいと言っていました」
と先生に教えてもらう。
心当たりは、と訊かれて。
─ 先週、やたら早起きしまして、3時4時から隠れてゲームしていましたので、今週のはじめに没収したんですけど…。

ちょっと呆れ顔の先生。ごもっともです(笑)
家に連れ帰ると、半泣きしながらランドセルの中身を片づけて着替えだけすると布団に入って寝てしまう1号。
途中、夕ご飯だけ食べに起きたが、結局朝まで寝ましたとさ。ちゃんちゃん。

? posted by Yumikoit at 10:32 pm pingTrackBack [0]

2号、その人生?

1号が友達と約束して帰ってきた。
2号と同級の弟がいるお友達。最近買った人生ゲームで遊ぼうという企画らしい。

なんとか宿題をやっつけて、もう一人のお友だちが先にお邪魔しているその家に遊びに行く。
5人でやっている人生ゲーム。
うちの子たちは人生ゲームは初めて。お友だちのお母さんが仕切ってくれるのに合わせて、あーだこうだとゲームに興ずる。

眺めていると、堅実に歩を進めて、一番最初に上がった1号。
ゲームの持ち主のお兄ちゃん(1号と同級)は遅ればせながら、それでも持ち主らしく一番の財産を持ってアガリ。
不動産を変える買えるコマで、3万のマンションでも火災保険をかけると借金になるのに、それでも欲しいと5万の不動産を買いこむ2号。途中、借金が増えまくって一時はどうなることかと思ったがなんとかかんとか決算前に借金を返し終えて、集計時にはビリだった2号。

性格が出るなぁ…。

? posted by Yumikoit at 10:41 pm commentComment [5] pingTrackBack [0]

2号受難。

1号は、友達の家に行ってしまって置いてけぼりを食った2号。
私と一緒に、別の友達の家へちょっとおつかいをしてから、マンションの横手にある裏山で遊ぶ。ちょうど近所のお友だちもいて、二人で縄跳びをしたりなんだり。

裏山で二人で遊んでいて、そのうちお友達だけ私たち親の方へやってきた。
「2号くんが呼んでる!」
なんだろう。用事なら、こちらに来て言えばいいのにね。

近くに行ってみると、直径15センチほどのほっそりとした木に登っている2号。
へ〜ぇ。最近は木登りがマイブームかぃ。

ところが2号。
「…おかあさん…ひざが抜けない…(++!)
─ は?なんですと???

2号の身体は、私のちょうど胸あたり。結構高い。
地面から寄り添うように立っている直径15センチほどのほっそりとした2本の木。
ちょうど二股に分かれるようにねじれながら立っているその隙間に、2号の膝から下が挟まっている。ちょうど下に行くに従って隙間が狭くなるので、体重がかかればかかるほど挟まる仕掛けである。
うーん。
すぐ横にあるブロックの上に立って抱き上げる。片方の手で挟まっている膝を抜こうとするが、片方の手ではしっかりと抜いてやることができない。
お友だちのお母さんを呼んで、私が抱き上げている間に、脚を抜いてもらう。

…ほっ。抜けた抜けた。よかった。

そうこうするうちに、1号が帰ってきたので一旦一緒に家に入り、裏山で遊び続けている2号に家に帰るようにと言うためにまた外に出る。
おぉ〜ぃ。2号。お兄ちゃんも帰ったから、あなたも家に入りなさい。4時半すぎてるよ。

ところが、裏山の下の方、崖が半分崩れているところにいる2号は一向に上がってくる気配がない。どうしたの?
降りていくと、2号が一言。
「落っこちて登れない…(++!)
…土砂止めになっている戸板の下に落っこちて上がれない2号。
ここ、この間1号が落ちたところじゃないの。
なんであなたまで一緒になって落ちるかなぁ。
つーか、一度だれか落ちたような場所にわざわざ行って、自分まで落ちるのはやめなさいって。

? posted by Yumikoit at 09:28 pm pingTrackBack [0]

献血と採血

夕飯時。
今日のメニューは、ター菜ともやしの炒め物。鶏の砂肝と鶏むねと茄子の炒め物。シーチキンの炒飯。わかめスープ。
…炒め物ばかりだなぁ。

砂肝は、2号が好き。
「レバーは苦手だけど、砂肝は普通のお肉くらい、好き」
と言う。
1号は砂肝とレバーなら、レバーの方が好き。でも砂肝も嫌がらずに食べることができる。

「内臓のお肉って、血がいっぱい作られるの?」
うんうん。砂肝も、レバーほどじゃないけど鉄分豊富。たくさん食べなさいね。

「おかーさん、血ってどうしてあるの?」
むっ。いきなり難しい話を。
えーと。栄養を身体中に運んでくれて、酸素を身体中に運んでくれて、代わりに要らなくなった栄養の燃えカスを身体中から集めてきて、二酸化炭素も身体中から集めてきて。身体に入ったバイキンもやっつけてくれて。
そうそう。怪我をして血が固まるの。あれは、血がたくさん流れすぎたら駄目だからなんだよ。

「たくさんて どれくらいー???」
えーとぉ。1/3くらい???

なんて話をつらつらご飯を食べながらしていると、話はいつの間にか、献血の話になった。
「献血って痛い?」
─ そりゃー、1号も2号も採血したことあるでしょ。注射で血液抜くんだもの。

話していると、だんだん泣き顔になる2号。
どうも想像して本当に痛いような気になってきたらしい。
今にも涙を流しそうな表情の2号に、
「こらこら。今は何も刺さってないぞ」
と言うと途端に、「単に話していただけ」と思いだしたらしく、笑い顔になる。

2号ってほんとに面白いなぁ。

? posted by Yumikoit at 10:15 pm pingTrackBack [0]

…ぴしゃ!

ごはんが終って、子ども達は「ダーウィンが来たLink 」を見る。
2号はこの間買った「ペンギンの問題(1)Link at Rakten」を読んでいる。

テレビでは、ハナイカが獲物に忍び寄り、興奮に身を鮮やかに染めて獲物に向かって2本の腕を瞬間的に伸ばし、捕まえる。
この番組が好きな1号はその様子をじっと見ている。
テレビを見ているときは、気がつくと指をくわえていたりして、私に注意されることが多いんだけど。
目はテレビにくぎ付けのまま、ふと、右手をグーにして、手の甲を上にして手首を口に当てる。何気なく、2号に顔を向けて…。ぴしゃ!
ゲンコツにした手を2号の頬っぺたに向けて、獲物を捕まえる1号。
…あんたはイカか。

途中から1号の意図を予期して観察していた私と飼猫氏は面白くて仕方ない。

不意を突かれた2号は、豆鉄砲を食らった顔をしてコミックから顔をあげる。
にやにやしながら1号が
「これはねー。ハナイカの技と フシギソウ(ポケモン)のツルのムチの技をかけあわせたんだよ〜」
と言う。…なんだかなぁ。

? posted by Yumikoit at 10:05 pm pingTrackBack [0]

スグニバレルウソ

何日か前のことなんだけど。
2号の幼稚園が、卒園生の謝恩会ということで、在園児は休みだったので2号と一緒に買い物に出ていた。
トイレに行くというので、デパートの中でトイレに入る。

2号は男子トイレ。母さんも行くから、トイレの前で待ち合わせだよ。

出てくると、ほどなくして2号も出てきたので訊いてみる。
「手、洗った?」
「うん!洗った!」
自信たっぷりに言う2号。

…ホント?
じっと目をのぞきこんでもう一度訊くと、とたんにそわそわ。
「あ、まだだった!」
とトイレに戻って手を洗ってくる。

だからさ。すぐにばれるようなウソをつくなって。

? posted by Yumikoit at 10:47 pm pingTrackBack [0]

利害一致。

1号が言う。
─ ぼくが寝るとき、2号がまだ布団の中で起きていたら
 「2号、2号。ぼくの布団で一緒に寝ようよ」って言って誘う。
  でも、2号がもう寝ちゃってたら寂しいからお母さんが添い寝して欲しいな。

2号が言う。
─ なんかねぇ。ぼくの布団は寒いんだ。
  だから、お兄ちゃんの布団に入るとあったかいの。

…2号の布団が寒いわけではない。単に、布団の敷き方がいい加減でぐしゃぐしゃだから、布団にもぐっても暖かい空気が布団から逃げちゃうだけ。
しかし、二人の利害は一致しているようだ。
問題は、二人が一緒に寝ると、いつまでも布団の中ではしゃいでいるのでなかなか寝付かないらしいことくらいか。

? posted by Yumikoit at 08:44 pm pingTrackBack [0]

ガクシュウしない1号

今日も朝から1号と2号は早起き。
私が起きていくと、布団をあげていないものの着替えはしっかりと済ませて、ソファに座って絵本を膝の上に広げて、澄まして「おはよぉぉ」と言う。ううむ。あやしい。

1号を学校に送り出してから、今日は幼稚園が休みの2号に
「どぉ?お兄ちゃんのゲーム、おもしろかった?」
と訊くとうれしそうに
「うんっ!」
と言う。どうも2時間くらいやっていたようだ。
すると、4時起きだったってことか。

案の定、1号は5時間授業が終わって帰宅するなり
「ぼく、今日は眠いから4時ころ寝る」
と言う。
ふぅぅぅん。朝早く起きてゲームしたことが、夜の仕事ができない言い訳にはできないよね。
そういうと、ドキッとする。
確か、ゲームを1時間したら、その日は外遊びも1時間。
「でも、今から2時間は外遊びできないよ…」
そらーそうだ。外が暗くなっちゃう。だから、勝手に自己破たんするようなゲームの仕方はダメだって言うの。

とりあえず眠い頭を抱えながら宿題を済ませ、1時間だけ外遊びに出る1号と2号。もちろん残りの1時間は免除されるわけではなく、明日に延期。
夜の洗濯物たたんだりも一切免除しない。
「眠い…」
とご飯を食べながら急に横になるが、ご飯中に寝転ぶ人はいません。

だって、眠い1号のいいなりになって夕方5時や6時から寝せたら、明日また3時くらいから起きだしてゲームをやるのは目に見えている。時差ぼけと同じで、とりあえず普通の生活を維持して、その中で破たんしない程度の「塩梅」ってものを身につけてもらわないとね(ニヤリ)

? posted by Yumikoit at 08:54 pm commentComment [6] pingTrackBack [0]

しりきれとんぼ

昨日、出先で指先をけがしてしまった。
フロアを仕切るパーティションを動かしている最中に、パーティションに左手の人差し指をはさんでしまったのだ。
痛いのを我慢していたんだけど、今週は割と時間もいっぱいいっぱいで病院に行く時間も取りにくいしねぇ。仕方ないので湿布剤を貼って様子を見る。

しかしなぁ。湿布剤を貼ってしまうと、台所仕事がたちゆかん。
以前、腱鞘炎を起こした時に買ったビニール手袋を探し出して、朝、2号のお弁当を作っていると、1号がやってきて訊いた。
「その手袋なぁに?」
─ うん。ちょっと指を怪我したからね。濡れないように。
「痛い?」
─ 痛いから、お薬貼ってあるの。

私の怪我を心配してくれる1号。
もうすぐ夜ごはんだよ。夜は簡単に、作り置きのカレーでごまかしてみる。
「お母さん、まだ、指痛い?」
─ うん。まだちょっと痛いね。指が濡れないようにお皿を洗うのは大変だよ。
「ぼく、今日久しぶりにお皿洗ってもいいよ」
─ 洗ってもいいよって…何ヶ月振りだろう。初心者に近い状態なので、かえって後始末が大変そうだ。…と言うと1号のやる気をそぎそうなので喜んでみる。
「ただ、久しぶりだから、ぼくが洗っている横で見ていて、やることがわからなくなったら教えてね」
─ 1号のその言葉、嬉しいねぇ。すごく助かるわ。そう言って褒めてみる。

…しかし、その後。風呂に入ってテレビを見ている1号。
「今日はまだ何かやることが残っていた気がするんだけどなぁ。なんだったかなぁ」
とアタマをひねりながら、8時すぎて布団に引き揚げてしまう。
おしぃ。思い出してくれれば、1号の母への心遣いは尻切れトンボに終わらなかったのに。

? posted by Yumikoit at 08:45 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

サンタクロースってほんとにいるの?

てるおか いつこ文
すぎうら はんも絵
税込価格 : ¥880 (本体 : ¥838)
出版 : 福音館書店
サイズ : 26cm / 27p
ISBN : 4-8340-0903-3
発行年月 : 1992
利用対象 : 幼児

めずらしく2号が読んで、と絵本を持ってくる。最近はだいぶ自分で読むようになったので、読んで、と持ってくることは珍しい。

…それにしても、季節感のない読書の趣味だなぁ。
まぁいいか。

お風呂に入っているお父さんと子ども。
サンタクロースってホントにいるの?どこに住んでるの?どうやってプレゼントを買うお金を得るの?夏は何をやってるの?
子どもなりのたくさんのツッコミ。それに一つ一つこたえるお父さんやお母さん。

一体に、2号は最近すっかりませてきて、ドラえもんもアンパンマンもしまじろうも一切関心を示さず、NHK教育の子ども番組Link も、「クインテット」「にほんごであそぼ」「いないいないばぁっ」は見るが、「おかあさんといっしょ」などは一切興味を示さない。
幼児ドリルなどに洋服を着たくまとウサギが描いてあると「へん!キモい!」といやがり、年少の頃はあんなに喜んだサンリオのシンカンセンも「新幹線のくせに顔がついていてキモいから」と持つのを嫌がる徹底ぶりである。
  <ホントはポケモンに買いなおしてほしいだけ

アンパンマンが放送していると「見る見る!」と言い出す1号と好対照でもある。

で、この本。
子どもなりにサンタクロースのディテイルに細かなツッコミ。それに答えるお父さん。
2号はその一つ一つに大きくにやにやしながらうなずき、
「そうだよねぇ」
と一つ一つに相槌を打つ。
最後のページを終わると、「んっ♪」と大きく最後にうなづいて、本を片づけに行った。
ま、子どもの夢が壊れないでよかったというべきか。

? posted by Yumikoit at 10:36 pm commentComment [4] pingTrackBack [0]

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