2号、コップに水を汲む。

めんどくさいことはさっさと覚えて欲しい。手を貸したくない。
つーわけで?最近はすっかり手抜きで
「さぁ、ご飯よ。手を洗ってらっしゃい」
と言うと
「え〜。お母さんも来て」
と1号が言おうが、子ども達だけで手を洗わせる。

私が手を出そうとしないので、面倒を見なくちゃならんと思うのかいつの間にか1号は手を洗う時に自ら
「2号、お袖めくってください」
と声をかけるようになった。で、私がいる時には絶対に袖をまくってもらうのを待っている2号が、1号の指示には従って自分で袖をまくるわけ。

手の洗い方は二人ともいい加減。手を洗ってるんだか水遊びしてるんだかわからん。

今日は歯磨きも二人でやらせてみる。普段は歯ブラシを濡らしてやって、一人ひとりに持たせて、砂時計を逆さにして。
さぁみがけ、あっちを向くな、前を向け、手が止まっているぞとうるさいのだが。
風呂の支度だの何だので忙しいフリをして、様子を伺う。
1号はコップに水を張り、自分と2号の歯ブラシを濡らしてから2号に2号の歯ブラシを渡して,自分も磨き始める。
砂時計だけ、私が逆さにしてやる。

砂時計が終わると、自己申告をしに来たので順番に仕上げ磨きをしてやる。今日は2号から仕上げ磨きだよ。
2号の仕上げ磨きをしてから、1号に声をかけて仕上げ磨きをしてる最中。
2号は自分で口をゆすごうと、コップに手を伸ばして、自分で蛇口をひねった。手が届かないから今まではさせていなかったんだよね。
洗面台の横に回りこみ、手を伸ばして ジャ〜っ!
あっという間にあふれるコップの水。
それでも得意げに、口をゆすいでいた2号である。
ふむ。ますます手を抜けるか。それとも水の無駄遣いをしないようにしばらく注意して見張っているべきか。

? posted by Yumikoit at 10:17 pm pingTrackBack [0]

 

ゆきおんな

ゆきおんな

立原えりか文・滝原章助絵

出版社 チャイルド本社
発売日 2005.02
価格  ¥ 470(¥ 448)
ISBN  4805425504
★★★☆☆
[bk1Link ]

ゆきおんなが、白い息を吹きかけると人は凍って死んでしまう…。
みのきちは目の前で父親が雪女の白い息で死ぬのを、見てしまう。
ゆきおんな、なぜみのきちは殺さなかったのかな。もしかして一目ぼれだったのかしら。
10年も添い遂げて、7人の子もち!みんなすくすくと育つところなんかもむかしばなしって感じでいいなぁ。
飼猫氏が言う。「7人も子どもがいたんだー…」うん。私もそれは意外だった。

読んでもらっている方の1号は、雪女の話は初めてか否か。
よく判らないけれども、裏表紙のイラストを見て、杉山の無効の空に、眼だけ描かれている雪女の恐ろしげな表情を見て一言。
「変なお顔〜♪」

ええいっ。お前はこの情緒がわからんかっ。

? posted by Yumikoit at 10:02 pm pingTrackBack [0]

がたんごとんがたんごとん

がたんごとんがたんごとん

安西水丸さく

出版社 福音館書店
発売日 1987.06
価格  ¥ 735(¥ 700)
ISBN  4834002721
★☆☆☆☆
[AmazonLink |bk1Link ]

1号が幼稚園から借りてきた。黒い汽車に、次々にいろいろなものが乗り込む。コップ、スプーン、リンゴ、バナナ…あらら。もう乗るところがないよ。でもねことねずみがまだ乗りたい。
ねことねずみも、機関車の上に乗って、さぁどこに着くかな???

乗り物好きの子ども達には、楽しみな絵本であろうが、1号にはかなり物足りなかった様子。
そうだね。これはむしろ2号向きかな?
1号にはそろそろもっと読み応えのある本が好きであろう。

? posted by Yumikoit at 10:24 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

 

軟体飛行機

飼猫氏が見つけてきた。
金属未使用の飛行機。しかしまだ飛行実験には失敗。
第二の先行者といったところ?今後の展開に期待。

http://j.people.com.cn/2005/01/10/jp20050110_46704.htmlLink

? posted by Yumikoit at 09:30 pm pingTrackBack [0]

 

1号と結婚

夜ご飯のとき、1号が突然言った。
「ボク、大きくなったら山x1号になるの?」
飼猫氏ドッキン。
「そうだね。Nちゃんと結婚したら、あんたが山x1号くんになるかもね。
 それとも、Nちゃんの方が いとうNちゃんになるのかな?」
と言うと、フム、という顔の1号。

夜ご飯のあと、1号と2号がミニカーで遊んでいると1号がぶつぶつ言っている。
「あのね。男の子は大きくなったら女の子と結婚するんだよ」
私が
「そうだね。大きくなったら男の子は、女の子と結婚するんだね」
と言うと、1号は
「ボクはそんなこと知ってるんだよ」
とムキになって言う。ナンなんだ。その反応は。
1号は続けて
「だからね。2号。ボクは、2号とは結婚できないんだよ」

…1号。あんたは2号が女の子だったら結婚したかったのかぃ?それとも2号があんたと結婚したいって言ったの?
それ以前にねぇ。あんたら兄弟だから結婚できないって。

? posted by Yumikoit at 08:51 pm commentComment [4] pingTrackBack [0]

 

お父さんのご飯は…

夕食を食べながら、1号が言った。
「ねぇ。お父さんのご飯には、なんでニンジンがないの?」
…どきっ。今日のメニューはなべ。なべにニンジンは入れたり入れなかったりだと思うけど、我が家のなべには…ニンジン好きの1号と2号の皿には、ニンジンが取り分けてある。
ちょっとドキドキしながら飼猫氏は
「それはな。1号も2号もニンジンが大好きだから、沢山食べてもらおうと思って…」
苦しいいいわけだよ、飼猫氏。ひぃひぃ。笑いが止まらない。

「そうじゃなくて」
1号が言う。よくよく訊いてみると、時々私が朝寝坊して飼猫氏が子どもたちに朝食などを食べさせるときの話らしい。ふむ。
「あのね。お父さんはご飯作るときに冷蔵庫から出してすぐに食べられる、チーズとか牛乳とかバナナとかと、パンだけのご飯でしょ。
 ニンジンは、切って茹でなきゃならないでしょ。
 だからお父さんのご飯には、ニンジンがないんだよ」
「ふーん。そうかぁ」
納得の1号。

…どっちにしても飼猫氏、苦しい。ひっひっひ。

? posted by Yumikoit at 07:24 pm pingTrackBack [0]

ば〜すで〜???

クルマで買出しに出たら、道沿いにベビー洋品店の「Birthday」が見えた。
「もう、ベビー洋品店なんてのも行かなくなっちゃったねぇ。2号も大きくなったしねぇ。Birthdayなんて、結局1回も行かなかったね」
と飼猫氏と話していた。

「ばーすでー?どこどこ?」
と1号が言うので、ほら、あそこだよ、と教えてやる。
「ばーすでー?へんななまえ〜うきゃきゃきゃ」
と笑う。変な名前じゃないよ。誕生日って意味なんだよ。

「違うよー。ばーすでー駅に行くんだよ」
そりゃ、「ばーすでー」じゃなくて、「バスで」!

最後に1号はにやりと笑って、お誕生日の歌を歌っていた。
…判ってるんじゃん!):T

? posted by Yumikoit at 09:16 pm commentComment [4] pingTrackBack [0]

 

最後のラブレター ばらっちからカモメール 続

最後のラブレター

鴨志田穣文・西原理恵子まんが

出版社 スターツ出版
発売日 2004.11
価格  ¥ 1,260(¥ 1,200)
ISBN  4883810291
★★★★★
[AmazonLink |bk1Link ]

サイバラがアル中といい、ヤク中といい、どうしようもない男といいながらそれでも彼女の描くカモちゃんはすごく愛情あふれて描かれていた。
そして離婚後も彼女のコミックには時々現れるカモちゃん。

鴨志田の書くエッセイはなんていうのか、底辺でじたばたしている焦燥感にあふれている。這い上がりたいのに這い上がれない。行き場のない怒りとやるせなさからお酒に逃げる。ただただ、飲み続ける。

妻の方が稼ぎがよかったり、仕事に生き生きしている妻の様子にいらいらしたりはなかったのかな。
ふらりと出て帰るきっかけすらつかめずに旅先で吐血。

周りを思いやるゆとりもない。それでも自分を理解してくれる人、安らぎを求める。
サイバラはその安らぎにはなりきれなかったのかなぁ。

サイバラ自身の描くサイバラと違い、カモちゃんの描くサイバラは、女性らしさにあふれていて母性を感じさせる。

「私たちは共依存なんですって。一緒にいても悪くなるばかりなの。添え木が二本よりかかっているだけなの」
というサイバラの台詞が痛い。
彼女はそれでいい。添え木であることをやめ、自分で立つことを決めたのだから。でもカモはどうすればいいんだろう。あがきが続く。

いつか、二人がまた結びつくことを。

? posted by Yumikoit at 06:34 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

 

上京ものがたり

上京ものがたり

西原理恵子著

出版社 小学館
発売日 2004.12
価格  ¥ 820(¥ 781)
ISBN  409179274X
★★★★☆
[AmazonLink |bk1Link ]

西原の自伝的なコミック。
水商売で生活費を稼ぎ、ぎりぎりの生活をして、働かない男と一緒に暮らし、それでも絵で生きていきたいと願う。
しんみりとした短いセンテンスのストーリィの中に、彼女の若い時の夢とかつぶやきとかがいっぱい詰まった絵本のようなコミック。

仕事がうまく行き始めたころのひとりでに顔いっぱいに広がる笑顔がすごく好き。
社会の理不尽に、自分もいつ合うかわからない連載停止にひどいねと同情しつつも、「でもあんたがつまらないからわるいんだよ」とつぶやく。それも、本音。
そうやって勝ち取ってきた、西原の人生。

根っこのところでの、自分の自己肯定。これでいいんだ。もっと頑張るんだ。仕事、もっと頑張るんだ。という自分への励ましに違いない。

? posted by Yumikoit at 06:10 pm pingTrackBack [0]

2号は、メイでーす♪

2号は子ども番組が好き。テレビが好き。ついていれば延々見る。
幼稚園から帰ってきてはすぐに子ども番組を要求し、それがなくなる時間になるとビデオを要求する。
それも、ここ数ヶ月はいつも「プラレール」のビデオのみである。

あまりビデオばかり見るので、
「ビデオは、お昼ご飯が終わってから幼稚園のお迎えに行く2時間だけ」
という約束をした。
これならあまり沢山見せたくない日は、しらばっくれてお昼ご飯の時間を遅めにすれば済む。

すると、やっぱり毎日その時間はプラレールのビデオを見る。
あまり毎日見ているので、絵本の中の特急ソニックを見ると
「♪ソニックソニック883」
とビデオに出てくるメロディ付きで歌うわけだ。

「今日は、トトロ見ようか」
と言ってみると珍しく同意するので見せてみた。
いつもは大好きなプラレールのビデオを見ていても、パソコンに向かっている私のひざに登ってきたりして甘える2号が、今日ばかりはえらく集中して見ている。
たまには違うビデオもいいなぁ。

幼稚園のお迎えの時間になったので、途中だったがビデオを消して幼稚園に向かう。
「メイちゃん、可愛いね。ちっちゃいから、2号かな?」と言うと
「そぉ。にごは、めい、で〜す♪」
と言う。よっぽど気に入ったな。にひひ。
やって来た1号にその話をすると
「1ごーは、さつきだよー」
と言うので
「何を言うか。さつきちゃんは小学生だぞー」
と言うとちょっと困った顔で笑った。
1号にとってはメイはすごく赤ちゃんに見えるのかな。

続けて
「あのね。1号。知ってる?メイちゃんは、4歳なんだよ」
と言ったら
「えええっ。だって、メイは幼稚園行ってないよ!」
…ううむ。1号にとっては4歳は幼稚園に行ってるトシだもんねぇ。

? posted by Yumikoit at 10:13 pm commentComment [5] pingTrackBack [0]

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