奇数と偶数

歯磨きの仕上げは誰から?と訊くとたいていは
「おにーちゃん!」
「2号!」
とお互いに相手を指し示して自分は後回しにさせようとする。
ええぃ。磨いて欲しくなければ誰のも磨かんぞ!
と言うと
「じゃ、ボクから」
と折れるのは大抵1号。2号も大体お兄ちゃんが折れるものを決めてかかっている。いやいや、これじゃいかん。

久しぶりに2号が
「ボクから!」
と言うので磨いてやろうとすると、先に磨いてもらって2号の仕上げの間にさっさと幼稚園の支度をしようと自分の中で段取りをしていたらしい1号が怒った。

ふむ。できればそれぞれの自主性というか、お互いに折り合いつけて欲しいんだけどね。まぁ決めてやるか。

「じゃぁね。カレンダーの右側の数字が、1、3、5、7,9の日は1号。
 0,2,4,6,8の日は2号だよ。
 今日は28日だから右側は8。2号から磨くよ」
と宣言してみる。
どっちが得かどっちが損か、などとお互いに考えている様子。
だから交互に来るんだってば。

「1号、3個のお菓子は2人で仲良く分けられる数?」
「ううん。だめ」
「じゃぁ4は?」
「大丈夫!」
「あのね。右側の数字が1,3,5,7,9の数字は、奇数っていって2人で仲良く分けられない数。
 右側の数字が、0,2,4,6,8は偶数っていって、2人で仲良く分けられる数だよ」
と教えてみる。

「…きんすう?」
いや、"きんすう"じゃない。ちょっと違う。

ちなみに、月末が"31"の日は翌日に1日が来るので、1号は2日連続で先に仕上げ磨きをすることは、もう少し黙っておくことにする。

? posted by Yumikoit at 08:27 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

ABCの海岸で…

幼稚園から帰ってきた1号が声高らかに歌う。
♪ABCのかいがんで〜

─ おっ。ついにこの洗礼を受けるのか。
 私が小さい頃は、「ABCの海岸で カニに…」で始まる奴だった。

しかし、1号が繰り返し歌ったのは。
♪ABCのかいがんで〜
♪アイツが転んで死んじゃった!

うむ、ホッとしたようなちょっと残念なような。

? posted by Yumikoit at 06:55 pm commentComment [3] pingTrackBack [0]

美しき兄弟愛?

買い物先で2号が、のどが渇いたと言う。
私の買い物も一区切りついたので、飼猫氏が子どもたちを自動販売機の前に連れて行った。

「2号、どれ飲む?」
「これ、これ!おりんご!」
ふむ。すりりんご?

飼猫氏はコインを2号に手渡して、自動販売機に投入させる。
手が届かなかったので2号を抱き上げて…ボタンを押させ…
「2号、それじゃなくてこっち!」
─ がたん。

間違って隣のサプリ飲料のボタンを押してしまったらしい。泣き喚く2号。
「えぐっ、えぐっ…ば、ばちばえちゃったぁぁぁぁぁ」
だから飼猫氏が言ってたじゃん…。

1号はトコトコとこちらにやってきて、誰にともなく訊いた。
「これ、何のジュース?」
え〜と、サプリ…といっても判らんか。マスカット味だから白いぶどうのジュースだね。<いい加減に答える。
「ボク、白いぶどうのジュースも好きだから、これでもいいよ」

かくして2号は最初の希望通り、すりりんごのジュースを飲むことができたのでありました。
麗しきは美しき兄弟愛ってところかな。ふむん。

? posted by Yumikoit at 07:42 pm commentComment [4] pingTrackBack [0]

手指の関節

何日か前のことなんだけど。

2号が私の手に指を絡めてきて。
それはそれでなんか微笑ましい光景かもしれないのだが、2号は私の指を引っ張ったり曲げたりして遊んでいる。
─ 2号よ。指はね。曲げたら曲がる方向と曲がらない方向があるから、曲がらない方向に曲げると痛いんだからそっちには曲げないでくれよ。

横で聞いていた1号。
自分の手指を曲げたり引っ張ったりして実験した挙句。
「…ホントだ」

って今まで知らなかったのかよ!1号!

? posted by Yumikoit at 11:00 pm pingTrackBack [0]

自転車で行きたい。

晴れていて路面がよければどこにでも自転車でかっ飛ばして行きたい1号に比べて、2号はどうしても自転車でどこにでも行っていいよとは言えない。
1号の自転車に追いつくには遅すぎるし、道路を渡るときの左右の確認もまだまだ甘くて、すぐに車道にふらふらと出てしまう。

でも今日は児童館の幼児教室に自転車で行きたい、と要求されて2号の子ども自転車のお供に。天気もいいしね。
1号を幼稚園に送り届けてから家に一旦帰り、洗濯物を干し、ついでに布団も干す。
やべ。9時45分回っちまった。慌てて2号を促して出発。
しかし自転車のタイヤが柔らかいことに気づく。パンクってほどじゃないんだけどね。
1ブロックほどでもう一度家に帰って、空気を入れてから再出発。

歩道のない道だとふらふらと道路の真ん中に出て行きがちの運転。
車道を走るクルマの車種が気になったり、足元を確認してつい前を見ていなかったり。ブレーキがうまく使えないので、飛び出しそうになる。
やっぱり危なっかしいなぁ。

なんとか児童館に着いたのは25分後。
私の自転車だったら10分かからないくらいじゃないのかなぁ。
まぁ無事に着いてよかった。よかった。

? posted by Yumikoit at 09:06 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

園バスに乗りたい

2号と耳鼻科に行ったら、休診日は水曜日だったはずなのに今日も午前休診だった。とほほ。
仕方ないのでそのまままた歩いて家に帰る。
途中、よその幼稚園の前を通ると2号が
「ここは、なんて学校?」
と訊く。幼稚園の名前を教えてやって
「黄色のお星様のついているバスの、幼稚園だね」
といつも見る園バスだと教えた。

うわぁぁ。と目を輝かす。そういや2号はホントよその園バスを覚えている。
あれは星陵、あれは若草、あれはかわい、あれはブィテン…とついでにスイミングスクールのバスまで言える始末。
「2号も幼稚園に入ったら、園バスに乗りたいの?」
2号、大きくうなずく。ふむ。我が家は歩きの登園なんだがな。

さて、1号のお迎えの時間。
いつものようにのんびり歩きながら園まで迎えに行くと、ちょうどバス通園の子がバスに乗り込むところだった。
顔なじみの子に手を振って、そのまま円の敷地内に入るが、2号はすぐにまた園門の方へ駆けていった。
「2号、園門から出ちゃ駄目だよ!」
というとこちらにやってきてふくれっつらをする。
「2号、園バスのお友だちに手を振るのはいいけど、幼稚園から出ちゃ駄目」
というとますます下唇が突き出て、「ボクは拗ねてます」ポーズ。

あんたもしかして、みんなと一緒に園バスに乗るつもりだったの?
泣きそうな目をしながら、黙ってうなずく。
ちょうど園バスに乗り込もうとしていた年少組の担任の先生がにっこりさらりと
「2号くん、そりゃまだ無理だわぁ」
と微笑んで手を振ってくれる。
涙がポロリ。んぷぷぷぷ。

園バスを見送り、手を引いて昇降口まで戻ってくる。
「2号。園バスに乗る子は、幼稚園が終わったあと園庭では遊べないの。
 1号は、幼稚園が終わった後も園庭で遊びたいから、園バスには乗らないって言ってたよ。
 だから、お母さんは毎日2号とお迎えに来るんだよ。
 4月になったら幼稚園だね。2号は、園バスがいいの?園庭で遊ぶのがいいの?」
と訊く。

2号、しばらく考えてから
「…園庭で遊ぶのがいい」
といって走っていった。ふむん。

? posted by Yumikoit at 07:41 pm pingTrackBack [0]

2年間、何を見ていたのでしょうか。

さて、そろそろ2時だ。2号、もうお片づけはじめた方がいいよ。

1号のお迎えの時には必ずしもおもちゃを片付けさせないんだけど、片づけを命じる日もある。
なんとなく今日も声をかけるが、案の定片付けようとする意思は見られない。…てめぇ。

2時10分だよ。片付けてジャンバーを着なさい。
でも相変わらずごろごろとこちらの声が聞こえない様子の2号。

なんか最近、時間だよと声をかけても子どもたちのはかばかしい返事が得られず、いつも最後には大声張り上げている私。
あらかじめ子どもたちにわかりやすいように、早め早めに声をかけているから判らないのかなぁ。ぷんぷん。

2号!もう「A列車」が鳴るからさっさと支度をしなさいっ!
ついに怒声が飛ぶ。
私は1号の幼稚園のお迎えの時間には、いつも「A列車で行こう」が携帯でなるようにしてあって、それが合図なんだけど。2号はこの曲がなると1号のお迎えだとわかってるんだけど、この曲がなるまで用意をすることは皆無なんだよねぇ。

「2号。何時に1号のお迎え行くのかわかってるのっ!?」
目を見て「怒ってるぞ」オーラを出して静かな声で訊く。
「…えーと。2じはん!」
─ がっくり。

あのさぁ。確かに1号のお迎えは2時半だけれども、幼稚園に2時半に着くには、あんたの遅い支度とか遅い足とか、そういうことも踏まえて2時15分にアラームが鳴るようにしてあるのね。
だから、家を出るのは2時15分なの。
「長い針が3」って、1号が幼稚園に行き始めてから2年以上ずっとあんたに言い続けていたんだけど。
2年以上、あなたは毎日何をきいていたのぉ!?

? posted by Yumikoit at 09:42 pm commentComment [4] pingTrackBack [0]

初めての朝食

…という訳で、1号初めての朝食の用意。
私がいつもやってるように飼猫氏が出かけるまでは着替えをのんびりしているようで全然エンジンがかかる気配がない。大丈夫かな。

…と私のついのんびり1号を眺めていたら、飼猫氏から
「おぃ。オレのお昼のおにぎりは…?」
といわれて慌てて握る。やばいやばい。

さて、1号はまず冷蔵庫を開ける。
「…?たまご、ない。どこだろう」
一度閉めて、もう一度開けてみる。???…目線よりもちょっと上に見つけて、2個とる。
小さめの深鉢を見つけて、卵を割る。塩と砂糖。
塩をスプーンで入れるなよ…。砂糖はそんなもんだろうけど…。
「…トマト、入れていい?」
母さんは卵焼きにトマトが入るのは余り好きじゃないなぁ。

フライパンにサラダ油。多すぎにはちょっと控えめな、量。よかった。
火。うまくつかなくて何度もカチカチ。こちらは見かねて手を出す。
余り手を出しすぎてもいけないだろうと急いで洗濯機を回す。

何とか卵焼きを焼き終わると、1号はまた冷蔵庫をあさる。
さっき見つけていたトマト。人参。ピーマン。
人参は1本、丸々輪切りにする。1センチ?1.5センチの厚み?
ねぇねぇ。1号。人参はフライパンで炒めたらきっと火が通ってやわらかくなるまで時間がかかりすぎるよ、と言う。
なべに水を張って人参を入れている。ついでにピーマンも。
今度は一回でコンロの火がつく。─ 覚えたな。貴様。
「トマトは、生でいい?」
そうだね。生でいいと思うよ。

そんなこんなで40分以上かかってやっと出来上がった朝食は。

(かなり)しょっぱい卵焼き。
トマトと人参、ピーマンのサラダ。
 ただし、人参は固くてガリガリ。
しかも私が普段使う量の3倍の野菜を切っているので、みんなのお皿が山盛り。う〜ん。実は私はトマトは嫌いなんだけど。この量のトマトはきついよ。食べたけど。

子どもたちはブラックベリーのジャムを食パンに塗って。ひとつはうす塗り、もうひとつはたっぷりとジャム。
「おぃ。ジャムのスプーン、ペロンするか?」
とジャムがまだたっぷりと残っているスプーンを2号に舐めさせる1号。
私にはマーガリン。すげー厚塗りでカロリーが気になる。

「ボクこっち!」
と2号がたっぷりとジャムを塗った方を自分の席に運ぶ。
「…2号はすぐに胸にジャムをつけちゃうから、薄く塗ってくれた方がよかったのに」
と言うと1号は
「だから2号の分は薄く塗ったのに、あっち持ってっちゃうんだもん」
あはははは。そういうときには同じくらいにジャムを塗って、どっちか選ばせないと。自分だけたっぷりと塗ろうったってそりゃ無理だよ。

結果として1号は、「人参、固かった」「卵、しょっぱい」という失敗はあったものの本人は達成感充実♪
「これからも作ってあげる!」
とは言うもののねぇ。お弁当の日だけはお願いだから、台所は私の好きにさせて。

? posted by Yumikoit at 04:20 pm commentComment [4] pingTrackBack [0]

1号の決意?

朝、玄関からリビングまで新聞を運ぶのが2号の役目。自分と2号の分の布団を畳むのが1号の役目。もちろん、押入れの上段にあげることはできないから畳むだけ。
その習慣が始まってからLink まだ3ヶ月そこそこかな?敷布団は程なく3つ折にできるようになったし、だいぶ上手になったけどまだまだ本人には重荷らしい。
ちょっとやったかと思うと絵本や漫画を読み始め、私に急かされて慌てて戻る、という具合。

余りに毎朝急かせているので、今日は途中で声をかけるのを止めてほっておいた。朝食のお約束の時間7時半になっても誰も食事にやってこない。
2号もまだ着替えが終わらずぼんやりしている。
7時40分。2号はパンツ1枚でトイレに行って、うまくできずにパンツを濡らして泣いている。
1号もいい加減に時計を見なさい。
7時50分…。

8時近くなってようやく準備ができてやってきた二人に冷たく言う私。
「…朝ごはんなんてあるわけないじゃない。我が家の朝食は、7時半の約束です」

…大体ね。しなければならないことをほっといて隠れて漫画読んでるほうが悪い。まずしなければならないことをしてから余った時間で本を読みなさい。本を読む時間が足りないなら、毎日幼稚園のあとお友達の家に行くといわないで、自分の時間も作るようにしなさい。2号にしたところで、飼猫氏が出かけるときに着替えてから「行ってらっしゃい」を何故しない。
─ と説教をする。

5歳の子が、大人のシングルサイズの布団を畳む練習をしていること自体にはちょっと難しいという意見もあるけれども。
1号の家での今の手伝いは、布団を毎朝畳むことと、ゴミ捨て。
そうだよね。というとちょっと辛そうな顔をする。
じゃあどうする?と訊く。
1号はしばらくじっと考えてから
「お母さんが、僕たちの布団を畳んでくれたら、その時間でボクが朝ごはんを作る」
とかなり無謀な提案をしてきた。お前。今まで卵割るのがやっと、火さえ使ったことがないのに朝ごはんは作れるわけ?
と訊くと、もっとよく考えてから「やってみる」と言う。

ふむ。無理だと思うけどね。というわけで、私は明日の朝ごはんは作らなくていいらしい。はてさて。

? posted by Yumikoit at 09:10 pm pingTrackBack [0]

2号でもっと楽しむには

1号が歌う。よく覚えていないので、節回しとか台詞が違うかもしれない。
♪2号でもっと楽しみましょう
 2号でもっと楽しみましょう
 2号を畳んでひねって…

なんか子どもたちが見ているテレビのコマーシャルの替え歌かなんかみたいなんだけど。
でもすげーあんまりな替え歌じゃありませんか?

と思ったら、2号も1号の名前に挿げ替えて同じように歌っては大うけしておりました。ふむ。同じ穴のムジナだな。

? posted by Yumikoit at 08:27 pm pingTrackBack [0]

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