カムイチカプ -神々の物語-

四宅ヤエ語り・藤村久和文・手島圭三郎絵

出版社 福武書店
発売日 1984.10
価格  ¥ 1,155(¥ 1,100)
ISBN  4828812369
★★★★☆
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すごい味のある絵柄です。
カムイチカプ というのは古いアイヌの言葉で「神の鳥」という意味。しまふくろうのことだそうです。

村を守るしまふくろうの神は、夜中に村々を見回っていた。
ある日、朝日が覗くころ浜に降りて高い枯れ木のてっぺんにとまると、そこにシャチの群れが泳いできた。
シャチの頭目はしまふくろうの神に挨拶をし、群れのシャチにも礼を尽くすように言ったが、若いシャチがそれに従わなかった。
しまふくろうの神は怒り、一羽ばたきすると大風が起こって近くの樹はなぎ倒され、大風に飲まれた若いシャチたちは死んでしまった。それでもしばらくしまふくろうの神の怒りは収まらなかった。

数年後、再びシャチの群れに会ったしまふくろうは、今度は群れ全体がきちんと礼を尽くし、毎年必ず挨拶に訪れるようになったのをとても嬉しく思う…というストーリー。

1号はシャチの群れのシーンでは迷いもせずに
「あ!いるか!」
ですって。だからシャチだってば。

? posted by Yumikoit at 02:16 pm pingTrackBack [0]

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