チンチンでんしゃのはしるまち

チンチンでんしゃのはしるまち

横溝英一さく

出版社 福音館書店
発売日 2002.03
価格  ¥ 880(¥ 838)
ISBN  4834018180
★★★★☆
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チンチン電車。私が今まで住んでいた地域には、あったことがない。
でも絵本をめくると、電車よりも気軽に、バスよりも身近に乗って町の中の好きなところにいける、そんなチンチン電車の存在が感じられる。

舞台は長崎の町。チンチン電車の一日を追う。
早朝の車両点検。今日は2号に読んだんだけど、これ1号に読んで聞かせたときには一番大喜びしそうなシーン。
朝の通勤通学の混雑。自動車と並行して走る様子。停留所で待つ人たち。高台にある公園から見渡す電車と線路の様子。

今はもうだいぶ、チンチン電車もなくなっていく方向にあるのかもしれないけれども、チンチン電車の町に住んでみたいな、と思わせる一冊。

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みかんを食べよう

昼食のデザートに、みかんを出した。普段から顔までみかん色に染まりそうなほど、みかん好きな2号。
「みかん〜!!!!」
…めり。ヘタのすぐ脇のところに親指を入れて、皮を持ち上げてやる。
でも剥かない。皮を数センチ剥いて浮いたところで、2号の目の前に突き出す。
2号が指でつまんで…。ちぎる。
そのヘリをまた私が少し持ち上げて、剥きやすくしてやる。2号が引っ張ってちぎる。
かくして、3センチかそこらの皮の端切れが沢山できる。

その間に1号はどんどん皮を剥き、自分の分を食べ始める。

皮を剥き終わったみかんを、房を割らないで2号に渡す。
少し前までは、半分に割ったあと、房を割りやすくほんのちょっとだけ房と房の間に隙間を割ってから、渡していたものだけどね。
今は2号も、皮さえ剥ければ何とかみかんも一人で食べられるようになった。

1号はしばらく普通にみかんの小房を、薄皮ごと食べていたが。
半分ほど食べたところで、薄皮の端っこにかぶりついて少し穴を開けたあと、チューチューと吸う食べ方をはじめた。
我が家では誰もやらないんだけどね。いつの間に覚えたかな。
「あのねー。幼稚園のN先生はこう食べるんだよ!」
あ。やっぱり。幼稚園で覚えてきたのか。

じゃあ、ちょっと貸してごらん。
一房貰って、三日月の形をした小房のそれを、ちょっと齧ってからひっぱって薄皮を剥く。めり。
扇状に現れる内側のみかんの身。
薄皮を外側に引っ張ったまま、「ここ、齧って食べてごらん」と渡す。
喜んで食べる1号。

でも1号としてはN先生な食べ方が気に入っているようです。
色々試してみようね。1号。

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