サンスウランドの大冒険・廃墟の老魔女

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篠木昭弘原案・山口裕一文・構成・伊藤博幸絵

出版社 リブリオ出版
発売日 1991.04
価格  ¥ 630(¥ 600)
ISBN  4897842336
★★★★☆
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星が多いのは、毎回これを1号が面白いように話を再構成して(でっちあげともいう)、読み聞かせる飼猫氏の手腕?に敬意を表したから。
だって、だってね。
今回はなんと、小数点ですよっ。4歳の、幼稚園年少の子が小数点の算数を扱った絵本なんて、読めるわけないじゃないですかぁっ!

という訳で、このシリーズの本は極力嫌がると知った1号は
「今日はね。おかーさんには読めない絵本なの」
と言ってこれを取り出した。

飼猫氏は 絵を見て、細かい文字の文章をさらっと流し見て。

一応、廃墟の柱を大体揃った長さにしたい魔女。
さまざまな長さの柱を、小数点を使ってこれとこれの柱を組み合わせれば…というストーリーらしいが。
今回は飼猫氏は、絵を見せながらたくさんの柱に筋で区切られている長さ。これをうまく組み合わせれば全部同じ長さに出来るよ、といったことを、少数という概念無しに「でっちあげ」で話したらしい。

「1号はそれなりには、こんなもんだと思ったみたいだよ」
というが、それで面白いと感じなくちゃ、同じシリーズの本を借りてこないと思うんだよね。だって3冊目だよ。このシリーズ。
次借りてきた時もよろしくお願いします。飼猫氏。

? posted by Yumikoit at 10:15 pm

 

熱く見つめあう…

年末の買出しでクルマを出してもらう。

2号も設置が楽なジュニアシートにしたおかげで、最近は子ども達がそれぞれ好みの座席を選ぶようになった。
「さ〜。今日は誰が助手席に乗るんだっ」
「2ごー、2ごー、おとーしゃん、となりー」
「えっとーボクはねー。おかーさんの隣ー」
というわけで今日も特に争いも無く、座席決定。

走り始めて間もなく、1号が
「おかーさん。この(後部座席の真ん中においてある)ジャンパーとかそっちにおいて、僕の隣に来て」
…確かにそれを動かしたら、1号のとなりべったりに座ることになる。後部座席の両脇の席は座りやすいようにへこんでいるが、中央の座席はへこんでいないからイズいんだよなー。
 # イズい:仙台地方の方言と思われる。居心地が悪い、といった意味。

更に1号からの注文。
「おかーさん、手、握って。離さないでー」
……だから私の右腕をガシッと抱え込んで離さないのは止めろ〜。

更に更に、1号の注文。
「おかーさん、もっとこっちみて。僕を見て
 ず〜っと見て。そっち見ないで」
……やだよ。そんなクルマの中でわざわざ脇向いてまで、ずっと子どもの顔見つめていられるか。恋人同士でもないのに。そーゆーのは大人になってから女の子とやんなさい。

? posted by Yumikoit at 10:00 pm

 

ワインカラー物語

ワインカラー物語

かがみあきら

出版社 角川書店
発売日 2004.12.25
価格  ¥ 1,260(¥ 1,200)
ISBN  4048538217
★★★★☆
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かがみあきらの一番古い記憶は、ほぼ同時にかがみあきらの死の前後の記憶でもある。
当時買っていた「アニメディア」の読者投稿のイラスト欄で、大抵一番大きい扱いを受けていた、かわいらしい女の子のイラスト。
あごの線が細く、セーラー服やかわいらしいアラン模様のセーター。
あやとり。

そして誌上にて訃報が、生前のいくつかのイラストと一緒に掲載されたかもしれない。
それほどまでに、早すぎる死であったのだろう。

彼が漫画家としてデビューしていたことすら、実は知らなかった。
「ワインカラー物語」という題名は、最初2色原稿であった表題作に由来するらしい。
かがみあきら選集とはいうものの、その多くは楽屋落ちだったり、ストーリーが整理されていなかったりしているけれども。

それでも、解説で触れられているように、生きることに戸惑いを覚えていたり、自分のやりたいことがはっきり見えていなかったり。そういうことをふざけて隠すことしか知らない世代の、がむしゃらさが、初々しくて読みふけってしまった。うん。初々しいよ。これ。

? posted by Yumikoit at 09:47 pm

 

きかんしゃトーマスとおまわりさん

きかんしゃトーマスとおまわりさん

W.オードリー原作・ブリット・オールクロフト(トーマス)Ltd.写真・まだらめ三保訳

出版社 ポプラ社
発売日 1990.12
価格  ¥ 591(¥ 563)
ISBN  4591037614
乗り物好きの1号としては、トーマスはかなり気になる存在ではある。
しかし、私も飼猫氏もキャラクター教育には全く無関心だったこともあって、トーマスというキャラクターがいる、ということは2歳かそこらから知っていたようだけど、絵本を読んだりビデオなどを見る機会はなかなかなかった。
今までもたまに、雑誌で短編を見たり、図書館で原作を見つけてきたときなどは、嬉しかったらしくて何度も読んだものだけどね。

というわけでお久しぶり〜のこの一冊。
飼猫氏がついていたこともあって?シリーズ物の第一巻を借りてきたようだ。

こまったちゃんのおまわりさん。規則を盾にトーマスに対して牛除けと脇板をつけろ、と無理難題。
牛除けって何よ。脇板はなんとなく文章の前後からわかる気もするけれども、牛除けはわからん。
とにかくトーマスはこれが嫌いなわけね。ふむふむ。

おまわりさんに対抗して、局長(これがトップハムハット卿かな?)が路面電車のトービーをスカウトしてくることに成功。
…ところで、おまわりさんにはちゃんと一矢報いることが出来たみたいだけど、トービーがおまわりさんをおどろかしてくれたからって、仕事をとられたトーマスがトービーと簡単に仲良くなれるもんなのかなぁ。
まぁ子どもの世界の話だからこれでいいのかな。嫉妬とかとは無縁なんだろうね。それはそれでまたよし。

? posted by Yumikoit at 12:15 am

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