ガンピーさんのドライブ

ガンピーさんのドライブ

ジョン・バーニンガム作・みつよしなつややく

出版社 ほるぷ出版
発売日 1978.04
価格  ¥ 1,223(¥ 1,165)
ISBN  4593500699
★★★★☆
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ほわほわしたいかにもイギリス風?の絵柄。
あとがきを読むと「チキチキバンバン」の自動車のデザインをした作家とあり、なんか納得。

ストーリーは、ガンピーさんがドライブしようとしたら、子供たち二人とたくさんの動物たちが
「一緒に乗せて!」
と乗り込んでくる。
ガタボコの田舎道を走っていたら、急に雨が降ってきて、ぬかるみにタイヤを取られてしまった。
「誰か降りて押さないと」
とガンピーさんが言うと、みんな色々言い訳してやりたがらない。とうとうタイヤが完全にぬかるみにはまってしまうと仕方なく?でも全員潔く降りて押し出した。
やっと脱出する自動車。
帰ってみんなで水遊びしましたとさ。

雨が降ってくるシーンで、キャンパストップの幌をかけるところではきょとんとして意味がわからない1号。
そういやキャンパストップのクルマなんて見ないもんねぇ。

最後に
「1号もガンピーさんの自動車に一緒に乗ってみたい?」
と訊くと
「だって絵本の中だから乗れないよ」
ときわめて現実的な回答。ええい!お前はそれでも3歳児かっ!!!!

? posted by Yumikoit at 11:11 pm pingTrackBack [0]

 

食事の風景

どうせできないだろうと、ついついお箸の練習をサボって毎回フォークとスプーンだけで食べさせてきた。
お皿も、洗う枚数が少ないのと持ち上げて食べないのでこぼしにくいかなと、お子様ランチのような 中央に仕切りのあるプレートでばかり。
う〜む。気がつくと食べにくそうなものは犬食いでテーブルの上の更にかがみこんでいるか お椀を手に持ってかっ込んでいるかになってきた。
これではいけないなぁ。

大体1号は自信がないと「試しにやってみる」もしない子なんだよね。
お弁当の時にはバッくれて毎回お箸も持たせているので、他の子の様子を見ながらお箸をつかんで遊んでいることもあるらしいけど。

それでも一応、フォークを添えるのを止めて お箸を毎回食卓に乗せるようにした。
欲しがるので2号にも。

1号も1号なりに使ってみたいのか、握り箸でまずは数口食べてみる。
うまくいかなくて、或いはまどろっこしくてすぐにスプーンに持ち替える、がここ数日続いている。

2号の方はお箸をことのほか喜び、必ず片手に持って、もう片方の手で手づかみで食べている。時々皿の中に箸を突っ込んでは舐めて、運がいいと箸に引っかかった食べ物を食べる。

このままだと2号のほうが先に上手になったりして…それはないか(^_^;)

? posted by Yumikoit at 10:03 pm pingTrackBack [0]

 

保存食品開発物語

保存食品開発物語

スー・シェパード著・赤根洋子訳

出版社 文芸春秋
発売日 2001.11
価格  ¥ 840(¥ 800)
ISBN  4167651157
★★★★★
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ありとあらゆる意味での保存食。食品を保存するための材料。
塩、乾燥、酢、燻製、発酵、砂糖、濃縮。
乳製品と携帯の目的を含むパイや壺や瓶詰め。缶詰。
船による旅行の際の糧食、戦争や宇宙での食事。
冷蔵庫と冷凍庫の普及。フリーズドライなどの脱水による食品の保存やレトルトパウチ。

特に前半には初期の世界中の食品保存法ということで、地域的条件などを加味した考察もまとめられており、非常に面白かった。
岩塩がたくさんは取れない地方では、塩漬けという方法は最低限しか行われないこと。木材があまり取れない地方では燻製はできない。多湿な地方では食品が傷みやすい。

イギリスはそういう意味では食品加工がしづらく、果物の保存にドライフルーツではなくジャムが発達したり。

ソースや調味料、香辛料といった部類も加工食品を作る過程で発達した。世界史を垣間見る面白さである。

「大草原の小さな家」のような古きよき時代のお話を読んで、家庭で色々な料理を食べるシーンを見るのは楽しい。ブタを殺してハムを作る、膀胱でボールを作ってもらったり、尻尾を串に刺して焼くシーン。
「赤毛のアン」ではさまざまなケーキやパイを焼くシーンが出てくる。アンが疲れて帰ってきた日に、鶏をつぶして焼き鶏を作るシーンもある。(当時は鶏は特別な客のあったときなどにしかつぶさなかった)

そういう場面を読んで、おいしそう、と思いはするが現在では一般家庭でそういう食生活をおくる事は事実上不可能でありとんでもない贅沢だと感じる。
その一方で、保存食といいつつも世界中の食材を、近隣のスーパーで求めることができたり、新鮮な生肉や魚が毎日のように食卓に上る生活。
保存食を作るために毎日一日中働いて台所の中で今日はジャムを作り、明日は鳥をさばき…と家庭の中で余暇が取りにくい生活。

最近は狂牛病だの鳥インフルエンザだので「得体の知れない不安の残る食材」も増えてることは確かだが、どちらが好ましい食生活かと訊かれると困るよね。

? posted by Yumikoit at 01:49 pm pingTrackBack [0]

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