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もうひとりの息子

ドリット・オルガッド作/樋口 範子訳

税込価格 : ¥1,470 (本体 : ¥1,400)
出版 : さ・え・ら書房
サイズ : 四六判 / 207p
ISBN : 4-378-00770-3
戦争で息子を失った母親。
戦争相手国を憎み、その国の人々を憎む。
精神の均衡が崩れていく。

アラブとユダヤの民族の、積もり積もった歴史。

それでも、母親の気持ちは変わらないということ。

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FREEDOM 1

FREEDOM1

ジャンル:DVD・オリジナルアニメ
メーカー:バンダイビジュアル
発売日:2006年11月24日
国・言語:国内・日本語版
リージョンコード:リージョン2 (日本国内用)
飼猫氏が一目ぼれ。
だって、あのカップヌードルのCMのあれですよ。
いかにも大友克洋っぽい動き、クチパクの感じとか動作やメカの雰囲気。
AKIRAを彷彿とさせるような細やかなクラシカルなアニメの作りですな。

CMのおまけみたいなちゃちぃ話じゃなくて、でも大友克洋が好きな人なら「次はあぁくるだろう」というお約束をちゃんと守っている。

本編30分とプロローグ。
2巻目も借りようっと。

? posted by Yumikoit at 09:07 pm commentComment [4] pingTrackBack [0]

大奥

大奥 2よしなが ふみ

税込価格 : ¥620 (本体 : ¥590)
出版 : 白泉社
サイズ : /
ISBN : 4-592-14302-7
発行年月 : 2006.11
1巻と共に友だちに借りて読んだ。
以前から割と気になってはいた本だったんだけど、そっかぁこういう話だったんだ。

よしながふみらしい、きちんとしたキャラクターの掘り下げた描写の仕方がいいね。
くそぉ。早く続きが読みたいぞ。

試しに飼猫氏にも薦めてみたら読後は同じ感想。
ふむ。じゃぁよしながふみのほかの作品も薦めてみよう(にやり)

? posted by Yumikoit at 01:11 pm pingTrackBack [0]

 

ぼくらの七日間戦争

ぼくらの七日間戦争宗田 理作

税込価格 : ¥1,260 (本体 : ¥1,200)
出版 : ポプラ社
サイズ : 四六判 / 343p
ISBN : 4-591-09577-0
発行年月 : 2007.1
子どもの頃読んだと思ったんだけど。
大まかな筋しか覚えてなくて、「あれ?こんなにあっけなかったっけ」と思った記憶があったけど今読んでみると細かいディテールとか忘れてるもんだな。

シリーズがあったんだね。これしか読んでなかったよ。
試しに続きも読んでみるか。

? posted by Yumikoit at 01:05 pm commentComment [7] pingTrackBack [0]

西遊記 下

西遊記 下呉 承恩作/君島 久子訳
瀬川 康男画

税込価格 : ¥840 (本体 : ¥800)
出版 : 福音館書店
サイズ : 新書 / 419p
ISBN : 4-8340-0994-7
発行年月 : 2004.1
知らないエピソードとかもあって下巻が一番面白かったな。
孫悟空がなんかいい男に見えてきたぞ。

? posted by Yumikoit at 07:15 am pingTrackBack [0]

若い兵士のとき

若い兵士のときハンス・ペーター・リヒター作
上田 真而子訳

税込価格 : ¥714 (本体 : ¥680)
出版 : 岩波書店
サイズ : 新書 / 245p
ISBN : 4-00-114571-5
発行年月 : 2005.7
あのころはフリードリヒがいたLink 」「ぼくたちもそこにいたLink 」に続く3巻目。

ユダヤ人として迫害され、死んだフリードリヒ。
友人フリードリヒを失ったあとも、一人のドイツ人として生きてそしてナチの一員として育っていく主人公。
3巻目では、すでに彼の中にはフリードリヒはいるのだろうか。それとも失われた過去だろうか。

軍に志願し、日常の延長として軍事訓練をし、やがて片腕をなくし…。

自分もまたその中にいるのだという自己認識がなければこれは書けない。
第1巻目にフリードリヒがありながら、2巻目3巻目ではその記憶は全くかかれない。
しかし罪悪感の表現も何もなく、軍の中にある些細ないくつもの理不尽な行為、強奪や強姦も含めて、彼もまたその中にいた。その記述だけが続いていく。
淡々と綴られる「日常」

? posted by Yumikoit at 09:16 pm pingTrackBack [0]

オウザークの小さな町

オウザークの小さな町ロジャー・リー・マクブライド作/谷口 由美子訳

税込価格 : ¥1,733 (本体 : ¥1,650)
出版 : 講談社
サイズ : 四六判 / 333p
ISBN : 4-06-252255-1
発行年月 : 1997.5
ローズの話も第5巻目。
巻頭にあるとおり、ローズの養子でもあり作者のロジャー・リー・マクブライドは亡くなったが、未完の原稿が残っていたお陰で続きを読むことができる。

恐れつつ憧れていた町での生活。
親友と思っていたブランチの、自分の理想とは違う一面を見てがっかりしたり、町での落ち着かない暮らしに戸惑ったり。
片思いの彼が、自分の思ってもいないようなつまらない?女性と恋仲になって困惑する様子は、「赤毛のアン」シリーズでギルバート・ブライスがルビー・ギリスと連れ立って歩くのを見てアンが内心やきもきする様子を思い出させる。
違うのは、ルビーとギルバートは結局恋仲にもならなかったがローズが想いを寄せるポールは、ロイスに一時は本当に本気だったということ。
ポールの恋の行く末は、きっとロジャーの脚色による部分が多いのだろうな。

一方で気になるのはもう一人の幼馴染、スワイニー。
幼くて一生懸命で、それだけに近しい存在で、今後の関係が気になるけれども。

でも結局ローズは独身のまま一生を通したはず。
小説と実際の生き様は違うけれども、今後が気になるな。

? posted by Yumikoit at 04:15 pm

潮風のおくりもの

潮風のおくりものパトリシア・マクラクラン作/掛川 恭子訳

税込価格 : ¥1,223 (本体 : ¥1,165)
出版 : 偕成社
サイズ : 四六判 / 190p
ISBN : 4-03-726560-5
発行年月 : 1995.7
表紙のイラストに惹かれて借りた。馴染みのあるような不思議な絵だ。
読み終わってからじっと考えたら、1号に今読み聞かせているシリーズと同じ人が挿絵を描いていると気付いた。

ママは絵を描いていたかと思うと、焼く前のケーキだねを嬉しそうに食べていたりする。パパは毎晩コーヒーテーブルの上でタップダンスを踊る。
コーヒーテーブルの上で、ねぇ。
タップ自体、馴染みの薄いものだからよくわからないけれども、この国じゃぁそれが普通なのかなぁ。

玄関に1歳くらいの赤ちゃんが捨てられている。
置手紙には
「みなさんのことをずっと見てきました。
 りっぱなご一家にちがいないと思っています。
 みなさんが承知してくださらなければ、私はこの子を永遠に失ってしまいます。(中略)そして、いつか迎えにもどってきます。わたしはこの子を愛しています。」
なんて通俗的だろう。捨てられた子ども。

すぐに抱き上げるおばあちゃん。
警察を呼ぶことで赤ん坊の存在を拒否しようとするパパ。
すぐに遊んであげ、手を差し伸べようとするママ。

失われた子ども。その半年後に突然現れた子ども=ソフィー。

ソフィーとの生活を受け入れることで、生後間もなく失われた生命への想いは浄化されていく。

? posted by Yumikoit at 08:57 am

シャーロット・ドイルの告白

シャーロット・ドイルの告白アヴィ作/茅野 美ど里訳

税込価格 : ¥1,680 (本体 : ¥1,600)
国内送料無料でお届けできます
出版 : 偕成社
サイズ : 四六判 / 382p
ISBN : 4-03-018060-4
発行年月 : 1999.5
タイトルをみてミステリーを期待したらがっかりさせられるかもしれない。
殺人事件もあるし、主人公は犯人と疑われる。真犯人を追い詰める。
でも、そのメインはミステリー仕立てではなく一人の少女の成長物語だったりアドベンチャーである。そういう意味では、シャーロック・ホームズよりも宝島にずっとずっと近い。

ポイントは、上流階級の常識に縛られた「お嬢さま」がどんなふうに自分自身を解放していくのか、というところにあるのかもしれない。

? posted by Yumikoit at 01:32 pm

丘のむこうの小さな町へ

丘のむこうの小さな町へロジャー・リー・マクブライド作/こだま ともこ訳
渡辺 南都子訳

税込価格 : ¥1,733 (本体 : ¥1,650)
出版 : 講談社
サイズ : 四六判 / 333p
ISBN : 4-06-252254-3
発行年月 : 1996.5
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新大草原小さな家シリーズ4巻目。

ローラとアルマンゾの娘 小さかったローズは、成長して娘らしくなっていく。
綴り字競争で一番を競い合ったブランチとは、今では一番の友だち。
近所の家で生まれた赤ちゃんとのふれあい。赤ちゃん好きのローズ。

大草原の小さな家シリーズではどちらかといえばお転婆の印象の強かったローラだが、教師の経験を経て今子どもの母という立場での発言は「母」そのもの。
ローズが発する教師への苛立ちや悪口には、教師に対する礼を尽くせよと導くけれども、それでもローラらしい茶目っ気が覗く瞬間もあってまさしくローラだと実感する。

段々と学校の友達にも慣れ、農家の娘らしい誇りを持ちながら町の生活にも憧れ、その二つの気持ちの中で揺れ動く。
次の巻では町の生活。楽しみ。

? posted by Yumikoit at 11:32 am

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