中学校も高校も年間スケジュールが出てから、用意周到に日程を考えて高校の講習も２号の塾の講習も避けて３月の末から４月前半にかけて予定を組んだにもかかわらず。１号の部活の合宿は後半日程が被るし、２号も部活の錬成会が重なるしでなかなか準備も大変であったが。
来年は２号が受験生だし再来年は１号が受験生だ。
おそらく行くとしたら今年しかないであろう。子ども達にとっては初めての海外旅行となる。
手ごたえとしては、部活や、友達との予定や学校の講習でいっぱいいっぱいで先週末は熱を出していた１号の方は旅行については当初からあまり興味を示さず。
もともとが場所見知りで知らないところに行くまでは腰が引けて、その代り一旦連れて行ってツボにはまると梃子でも動かなくなるので１号は放置。
２号は知らないところに行くのが大好きで、初めから飼猫氏とガイドブック片手にあれがいい、これがいいと大騒ぎしてここ数日は新聞の為替欄でレートを確認している熱中ぶり(笑)
朝早くに家を出て、スカイライナーに乗り。出国ゲートやら一つ一つに手順を確認して手際よくこなしていく２号。体力温存モードに入り、飛行機に乗るまでに
「なんでこんなに時間がかかるんだろう」
とぼやく１号。それでも二人とも、暇つぶしに備えて完全オフラインモードでできるゲームをスマホにしこむ準備だけは前日までに終わっていたらしいのは笑える。
さて。飛行機を降りて入国ゲートを通過したあたりで。
飲み物がほしい、と１号がぼやく。
まだ両替してないからなー。とりあえず飼猫氏がポケットから、前回仕事で使った残りの小銭を出して子供たちに渡している。
「えーと。１号に５ドル。２号に１０ドル」
「じゃあ飲み物買ってくるわ」
「あ、１号、こっちも持ってけ」
追加で２０香港ドル紙幣も渡している。
「これっていくらくらいになるの？」
「１香港ドルが１３円くらい」
「ふうん。じゃぁ足りないことはないよね」
アバウトなやつである。
ちょっと探検モードになって２号がマクドナルドでビックマックの現地値段を調べに行っている間に、１号が飲み物を買いに走って行った。
「あれ、にいちゃんは？」
帰ってきた２号にあそこ、と指を指すと追いかけていく。
しばらくして２号だけがぷりぷり怒って帰ってくる。
「駄目だよ！あれ！ビックマックが１８ドルしかしないのに、兄貴、２５ドルのジュース買おうとしてるよ！絶対高いよ！止めても聞かないんだ！」
持ち金全部ペットボトルにつぎ込んだわけか(笑)
帰ってきて２号に思う存分物価について説教くらう１号(笑)
まぁスタバでテイクアウトで飲み物買ってきたもんだと思えば。
で、実は２号は持ち金と完全に同じ金額の買い物をしたら消費税分足りないのではないかと本気で心配していた模様(笑)
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