1997/01/09 子宮筋腫-01

生理痛知らずの私だったが、その2年ほどはひどい生理通に悩まされていた。
排尿時に圧迫されるような腹痛があり、何かあるな、とは思っていたのだ。
しかし婦人科の病院に行くことへの抵抗、仕事が忙しいといったありがちな言い訳で一日伸ばしになっていたわけである。
前年の腎盂腎炎の際にお世話になった、会社の近くのクリニックは、内科は男性医師だったが産婦人科はご夫婦と思われる女性医師で雰囲気もよく、ここだったら通院も便利そうだし、行ってもいいかなぁと思わせる病院だった。
だもので、体調も落ち着いた年明けに受診する運びとなる。

数年つけていた基礎体温表を手に、受診する。身体の周期は規則正しい。
内診台に乗って、診察を受けたあと、説明を受ける。
悩みの腰痛は普通の神経痛。
生理痛のほうは…子宮内部に、なにやらコブのようなものが見えるとのこと。
丸く映ればまず間違いなく筋腫だが…丸いとも言いがたい。
子宮内膜症の可能性もある、といわれる。

子宮筋腫なら、大きい病院でなら子宮温存のまま病巣だけを摘出することができる。しかし子宮内膜症なら、完治させるには子宮全摘が前提だ。
簡単に言えば治療法としては以下の4つに分類されるだろう。
 1) 手術 −子宮全部摘出(子供は作れないが再発の恐れは少ない)
 2) 手術 −筋腫のみ摘出(術後子供は作れるが、再発の恐れあり)
 3) 薬(スプレキュア)による治療(全快は望めないが、筋腫を小さくする)
 4) 注射(リューブリン)による方法(全快は望めないが、筋腫を小さくする)
子どももいない今、1)や 2)の方法をとるのはリスク的にいっても好ましくないだろう。
まずは 3)もしくは 4)の方法でホルモンバランスを調整して病巣を小さくしたのちに、タイミング法にて妊娠を試みるのが一番適しているのではないか。
というのが、医師の奨めだった。
更に、3)の投薬は1日3回の点鼻薬で手間も多い。4)の注射なら、身体の周期に合わせて1月に一回通院するだけでいいといわれてリューブリン投与を半年程度の予定で開始することにする。

ううむ。大事になったなぁ。というのが当時の私の心境だった。

? posted by Yumikoit at 05:19 pm

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