今夜はパラシュート博物館へ

今夜はパラシュート博物館へ

森博嗣〔著〕

出版社 講談社
発売日 2004.03
価格  ¥ 650(¥ 619)
ISBN  4062739836
★★★☆☆
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短編集。S&Mシリーズ2編。Vシリーズ1篇。
単発のものが5編かな。

「卒業文集」:小学校の卒業文集という形で担任である女性教師の人物像が浮き上がる。著者もこんな教師に教えてもらったのだろうか。なんかほほえましい。

「私の崖はこの夏のアウトライン」:途中から人称がよくわからなくなったな。でも森博嗣氏の作品には時々あることかも。ミステリィ、とはちょっと違うけど観念的で私は好きな作品。

「素敵な模型屋さん」:子供のときの著者を見たような気持ちになる作品。男の子ってみんな大なり小なりこんなところを持ち合わせているような気がする。初めて秋葉原に行った時のことを話したり、初めてマイコンキットを触ったときのことを話す飼猫氏のようなもんだ。ふっふっふ。おもしれ〜。

「ゲームの国」:チェスはこまの動かし方がわかる程度なので、これだけ読んでも犯人がピンとこない。というかミステリィとして楽しむよりも閉じられた箱庭で繰り広げられる一つのゲーム、としての雰囲気を楽しんだ感じ。

? posted by Yumikoit at 06:18 am pingTrackBack [0]

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