少女イルゼの秘密

少女イルゼの秘密

イルゼ・コーン著・真鍋三紀子訳

出版社 パーソナルケア
発売日 1998.10
価格  ¥ 1,600(¥ 1,524)
ISBN  4895213102
★★★★☆
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第二次大戦下のドイツにおける少女の体験記というと、アンネの日記があげられるが、イルゼは一般的なドイツ人少女としての生活の中での体験記を描いている。

イルゼはヒトラーの政策を必ずしも支持しない家庭に育っているが本人はナチス青年隊でリーダ候補に選ばれるなど、特に支持もしていない代わり、それを表明するという事もしていない状況下で生活している。

それでも敗戦後はロシア兵の略奪、レイプなどを逃れる為に地下室の奥のわずかな隙間に隠れるなどの体験をしている。

ドイツでの当時の平均的な少女たちがどう感じ、考えているかよく判る。
彼女にとって幸せだったのは、彼女自身が本当はユダヤ混血2世だったことを本人も知らなかったこと。そして戦後まもなく、両親が無事で幸せな生活に戻れたことだ。

? posted by Yumikoit at 10:32 am pingTrackBack [0]

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