1号と竹刀

というわけで、2学期は剣道を選択したらしい1号。
お前さぁ。借りた手ぬぐい、冬休みになったんなら一度返した方がいいよ。
そういうと洗濯した後で畳んで返していた。

ところで剣道の授業、どうだった?
竹刀を買うように言われた年度もあったはずだから、持ってくかと思ったけど持っていかなかったね。困らなかったの?
「うん、なんか、人数分あったから」
ふーん。でも剣道部の人はマイ竹刀でやってたんでしょ。
「うん。あと、(バスケ部の)Eくんとかはマイ竹刀持って来てた」
あんたも持っていけばよかったのに。2号、サブシチ持ってたでしょ。
「いや、荷物になるから」
ふーん。

2号も興味があったようで、いろいろ聞く。すると1号。
「とにかく借りた竹刀ってちゃちくて、握るとつぶれそうで怖かった」
と急に言い出した。
「4枚ある竹が、2号の握るとしっかりしてるのに、学校のだとふわふわしててさぁ。学校の先生も、竹刀はもろいので、壊したらベンショーだぞ!って言ってて」

2号がつぶやいた。
「組直しさせてくれればいいのに…」
いや、組み直すと傷んだ竹パーツは廃棄になるから、大体半分の本数か、1/3の本数に減っちゃって足りなくなるぞ、きっと。

なんにせよ、2号の剣道の道具はそれなりにきちんとしたものを使っているらしい、と気づいた1号であったらしい。

? posted by Yumikoit at 08:39 pm

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