1号は猫である。

朝。ちょっと早めに目が覚めた。
少し早かったが起きてラジオをつけると、ほどなくして子ども達も目が覚めたらしい。
ほぉ。最近起こさないと起きなかったのにえらいじゃん。

小学生としては言われずともやることをやるようにして欲しいので放っておかれる1号は放っておいて、2号を引きずり出して顔を洗うように言い、布団を畳むように言う。
さて、この隙に私は朝御飯の準備だ。

3分、5分と定期的に子ども部屋を覗く。
すでにさっさとパジャマを脱ぎ、Tシャツとジーンズを着てあとはトレーナーをかぶるだけになっている1号。
まだかけ布団の一枚も畳まずに座り込んでいるパジャマのままの2号。
2号が早く布団を畳んでしまわないと、1号が布団を片づけられないんだけど。
と定期的に2号をあおる。

で、また台所に戻る。
「やぁめぇてぇ」
と恒例の2号のいやがる声が聞こえるので、子ども部屋を覗く。
トレーナーをかぶらないで、1号は、2号が畳もうとしている敷き布団の上に転がってニャゴニャゴとじゃれている。
読もうとしている新聞の上に寝転がる猫のようだ。
ってか、嫌がってるんだから止めろってば。1号。

? posted by Yumikoit at 09:23 am

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