はしれ江ノ電ひかりのなかへ

はしれ江ノ電ひかりのなかへ

金子 章作 / 渡辺 有一絵
PHP研究所 (1999.10)
ISBN : 4569681980
価格 : ¥1,365

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今年の24時間テレビ内でのスペシャルドラマ「小さな運転士 最後の夢Link 」の原作本。
重い心臓病で余命いくばくもない主人公。
将来の夢「江ノ電の運転手になりたい」をかなえるために、ボランティア団体の助けを借りて、特別に江ノ電の運転席に乗り込む…。

ドラマでは、少年の夢をかなえるために江ノ電の職員、運転手達が運転規則集やいろいろな運輸省の規則などを読み返しては、彼を運転席に乗せるために問題はないか、正規の時刻表に無理をかけることなく少年を運転席に乗せることは出来ないか、何度も検討する様子が非常に印象的だった。

こちらは絵本で、そういった難しいことは一切描かれていないが、それでも叶わない夢を強く願い、そして思いもかけず叶った夢を抱いて旅立っていく一人の少年の姿が描かれている。

? posted by Yumikoit at 09:16 pm commentComment [4] pingTrackBack [0]

 

妻は多重人格者

妻は多重人格者花田 深著
創美社 (2004.10)
ISBN : 4420310081
価格 : ¥1,680
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そういやあまり、日本の多重人格物は読んだことがなかった。
多重人格の起こりうるような極端な虐待やカルト下のような極度のストレス、それらに気づかないような隣近所づきあいのないような閉鎖された社会。そういったものが日本とは無関係であると思いたかったのかもしれない。

でも、日本でも起こってるんだよね。確実に。

これは
 ・妻の多重人格に気づいた夫が劇映画や記録映画といった業界に働いていたことから、こういった形での体験記の発表が比較的容易であったこと
 ・多重人格に気づくのが40歳と比較的遅かったこと
 ・妻が会社を興しており、多くの金額を扱いうる立場であったこと
 ・夫の気づかぬうちに妻が何度も借金を繰り返しており、多重債務者であったこと
という意味で多重人格という扱いにくい問題以外にもこういった書籍で読むことが出来るに足るいくつかの要因がある。

多重債務。しかも多重人格によって何度も借金を重ねるために、自己破産すら容易なことではない。
妻が大金を持っていたり大金を動かしうる立場であったため、気づくのが遅れたともいえる。

そして、著者でもある夫が今まで多重人格に関する書籍などを多く読んでいた。妻の多重人格をなかなか信じられなくても、予備知識があるとないのとでははるかに違う。多分、これは最もよかったこと。

こういったノンフィクションを発表する上で、彼女自身と家族に降りかかる偏見や差別といったものにこれから立ち向かうことは容易ではないだろうが。でも家族の絆があれば。夫の理解があるのだから。
そして帰るところは、家族以外にない、彼らだから、きっと乗り越えていけるだろう。

? posted by Yumikoit at 08:50 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

 

オープンハウス

今日は1号が通っている幼稚園で、オープンハウス。
ま、入園希望者のための見学会&説明会ってところかな。

1号の時だったらドキドキだったろうけど、既に1号も入ってるし、2号もここだろうと思ってるからこちらも気楽なもん。
2号もいつものプレクラスのノリでやりたい放題。
勝手に2階に登っていってトランポリンしたり。

少し長く感じる自由遊びの後に今日一日の流れの説明と、出席。
いつも大体1番か2番に呼ばれる2号。いつもは朝ついた順だからねぇ。
でも今日は、生年月日順らしい。11月生まれの2号は、なかなか呼ばれずにオロオロしている。んぷぷぷぷ。
名前を呼ばれると、先生からこれから使うチケットを貰う。
チケットには、年長組のたどたどしい文字でゲームなどの名前が書いてある。
これをもって、これからホールに行くわけ。

最初に年長組お手製のリンゴケーキを引き換えてもらってから。さて、2号何する?─ 訊くと、年中組の教室でやっているミニカー遊びがしたいと言う。やっぱりねぇ。
チケットとミニカーを引き換えてもらって年中組のクラスに入ると。やっぱりねぇ。1号がいるよ。

H字ブロックを組み合わせて教室いっぱいに作った道路。町。
そういや昨日も一昨日も、1号に
「今日幼稚園で何した?」
と訊くと
「ブロックで街を作った!」
と言っていたっけ。
先生が横から
「この一番大きなビルは、1号くんが作ったんですよ」
と言う。<先生。どっちが主役のイベントかわからないコメントです:D

さっそく大喜びで遊び始める2号。
他にもボーリングだの玉入れだのあったみたいだけど、他の遊びなんて見向きもしない。

運動会で踊る予定のミッキーマウスマーチのダンス。
年長組がステージで踊る。2号も登りたい。
プレクラスで知っている子は、一緒に踊っている。2号もね。

おやつの時間を使って、保護者だけ別室に集めて幼稚園生活の説明。まぁこれは1号の時の経験をふまえればフムフム、と勝手知ったる内容だけれども、いきなりお母さんを離された子ども達が泣いて1人2人泣きながら入ってくる。まぁ2号は大丈夫。

給食の試食は、2号はぐいぐい食べる。大人盛り1人前なんだけどご飯少ししか私の口に入らないよー。と嘆いていたら、先生がご飯と副菜だけお代わりしてくれた。帰ってからもう一度自分の分だけご飯を作るつもりでいたからちょっとラッキィ。

最後に解散後も、園庭でびっちり遊んだ2号。楽しくてよかったねぇ。

? posted by Yumikoit at 06:30 pm pingTrackBack [0]

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