1号。食の変化

2月辺りから実は結構悩みの種だった1号の食生活。
つーのは。

1号は元々、あまり好き嫌いはなくて何でも食べるのに、2,3月頃からなんつ〜のか食べるものの舌触りとかに敏感になっちゃってて。
サヤインゲンのスジが舌に引っかかったの、ブロッコリの蕾の粒々が気になるの、魚の食感がぼそぼそだったの…。挙句の果てにはお話がしたくて、口の中にいっぱい詰め込んだ食べ物が邪魔になったというトンデモない理由までつけて。
食べている途中のものをどうしても飲み込めなくなって「べ〜」と口から出しちゃうわけ。

それでも1号がえらいのは、昨日ブロッコリが飲み込めなかったからといって翌日は口にしないかというと、そんなことはない。とにかく一口は食べてみるんだけど、また飲み込めないでべぇっと出す。を繰り返す。

こちらもかなりストレスが溜まる所業なんだけど、本人が一応は口にする以上はなるべくこちらもそ知らぬふりをして食卓に出し続け。
それまではほとんど茹でただけの食材でも
「今日はどのドレッシングかけようか」
だのなんだのと一味昨日とは違う食べ方を目指してみる。

それでも、3月中は「べぇ〜」がひどい時期で、いつもは完食できる幼稚園の給食ですら、3回くらいどうしても飲み込めなかったらしい。
1度は先生に強く注意されたらしくて
「ひらめ先生に叱られたの…」
とショックを受けていた様子。
いや、叱られたというほどでもなかったらしいが。

その甲斐あってか、レタスはアジシオかけるか、濃い味付けのお肉をくるめば食べられる。ゆで卵の黄身のパサパサしたところは塩をかけるか、つぶしてマヨネーズであえて卵サラダにすればオッケイ。ブロッコリはまだ食べられる日と食べられない日があるけど。インゲンはベーコンと炒めればオッケ。…みたいに少しずつ「食べられるもの」が増えてきて、特に4月になってからはほとんど「べぇ」もしなくなってきたのだ。

離乳食が終わって普通食になった頃に急に好き嫌いの出る時期があるとは聞いたことがあるけど。
今回のこの一件でひどく変わったこと。
今までは1号の食べ方というと
 パンが主食の時にはパンばかり食べていつまでもおかずが減らない。
 ご飯が主食の時には、好きなおかずばかり食べて、ご飯がいつまでも残っている。
といった「ばっかり食べ」だったのに、「ご飯とおかずを一緒に食べられる」ように食べ方が変化したのである。

これは幼稚園でどうしてもお魚が飲み込めなかったときに、先生から
「ご飯をひとくちお口の中に入れて、ゆっくりと一緒に噛んでごらん」
と指導されたことにきっかけがあるようだ。
へぇ。食べ方が少し大人になったかな。
でも1号よ。食べる時に必ず左手を座布団について食べるのは止めろ〜。茶碗をもて!茶碗を!

? posted by Yumikoit at 09:12 pm pingTrackBack [0]

 

魔女の血をひく娘

魔女の血をひく娘

セリア・リーズ作・亀井よし子訳

出版社 理論社
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ISBN  4652077149
★★★★☆
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魔女の疑いをかけられて、魔女裁判で祖母が死ぬ。孤児になった彼女は単身、新世界〜アメリカにわたるが、そこでも魔女の疑いをかけられて…。

結局のところ、どこの社会でも「いけにえ」をもとめている。
そしてそれが力ないものであればあるほど、故ない疑いを晴らすのは難しい。
異分子を嫌う社会。
医術や学問、植物学が魔法の時代。
アウトローであることを経験したものは、どこかそういう空気をまとわせてしまうのか。

? posted by Yumikoit at 03:21 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

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