久しぶりの公園

午前中は家事と買い物。
これといった買いたいモノがあったわけではなく、とりあえず子ども達の体力を発散させたいので歩いていく。
歩いていくので、買うものは私の片手に持てるくらいに留める。
帰りに1号のリクエストでこの春2回目のツクシ採り。
─ 春だねぇ。

帰ってきてお昼ご飯のあとは子ども達との約束で公園に行く。
1号は自転車、2号は乗用玩具。
公園までの道はちょっと怖いけれども、子どもたちにあっちだこっちだ、そこは道路の真ん中だ、ばかやろう、と言葉をかけながら公園まで行く。
びえぇ。寒いよう。
親のそんな言葉には耳も貸さずにすっ飛んでいく子ども達。元気だねぇ。

公園ではボール遊びの小学生がいたけれども、1号は自転車でその周りをぐるぐる回る。だいぶ上達したので乗れるのが楽しいらしい。
2号も一緒になってその後ろを走り回る。
しかし2人、ルートが微妙に違うのが面白い。
緩やかにスロープになっている舗装路を自転車で登って来る1号。
2号は植え込みの間の、ハダカの土が見えている斜面を乗用玩具で登って来る。
そんな高さのある斜面じゃないんだけどね。

そしてブレーキの効き具合を確認しながら自転車で同じスロープを降りていく1号。うむうむ。上達の跡が見えるぜ。
2号の方はというと…同じハダカの土の斜面を乗用玩具に乗ったまま滑り降りようとしている。
言ったって仕方ないと思うけど。
「…2号。そこ、クルマで降りると落ちると思うよ」
と言ったのだが。

ニマ、と笑って滑り降りた。
─ハンドルからぐるんとまわって頭から突っ込む。おぃおぃおぃ。
しかし泣かない。
落ち着いて態勢を立て直して転んだところからもう一度滑り降りた。
「ほあ、ちゃんと、降りれたでしょ!」
…それ、ちゃんと降りれたって言うんですか???2号よ。

? posted by Yumikoit at 10:16 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

 

カモちゃんの今日も煮え煮え

カモちゃんの今日も煮え煮え

鴨志田穣文・西原理恵子絵

出版社 寿郎社
発売日 2003.05
価格  ¥ 1,365(¥ 1,300)
ISBN  4990075781
★★★★☆
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サイバラの夫、鴨志田穣 と常に書かれるにはやはり抵抗があるだろうがしかし、彼の文筆業には西原理恵子が欠かせない要素であるだけに致し方ないことであろう。
鴨志田氏の作品には、独身時代の体験を書いたもの以外にはほとんど例外なくサイバラが出てくるし、そもそもサイバラがいて初めて彼が世に出たともいえる。
ジャーナリストとしての鴨志田穣よりも、文筆業としての鴨志田穣、が有名であるのはやはりサイバラがいてこそなのだ。

その最初のきっかけが書いてある本書。
相変わらず心に浮かんだことや思い出したことなどをお酒に任せて書き綴る。
「さぶ」に連載していたというだけあって、さすがに真っ当な男性は飲んだ勢いでしか会話にのせられなさそうなあんなことやこんなことも書いているのが、女性の私からするとちょっと別世界の出来事。<おぃ。

ゲッツ板谷氏のインド怪人紀行Link とはある意味対をなしている本書。
板谷のインドへの旅に同行した鴨志田からの視点でも書かれている。ハックやナベちゃんに対する板谷からの視点との温度差が興味深い。

ハシシや麻薬にも手を出した経験をセキララに、しかし淡々と、経験者にしか書けない視点で書き綴る。
結局は
「俺にしてみれば十六ん時のシンナーなんだよな」
「俺もヘロインで、ひとつカーテンを引いていたんだ」
と言い切っている割に、相変わらず本書のあとでも呑みつづけて結局は離婚してしまう鴨志田氏。
なんでなんだろうなぁ。
…両親に対する記憶。
 ───どうせすぐにくたばるんだから───
 人を愛する
 ということから逃げていた。
しかし幸せな家庭を得る。二人の子ども。
“幸せ”が怖い。
怖いから、逃げなければならないのかなぁ。

? posted by Yumikoit at 07:13 pm commentComment [4] pingTrackBack [0]

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