ピッピのなにがみえるかな

ピッピのなにがみえるかな

わたなべよしえげんさく・いとうかよえ

出版社 広島テレビ放送
発売日 2003.11
価格  ¥ 1,029(¥ 980)
ISBN  4902024187
★☆☆☆☆
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1号に読んだんだけど星の数が少ないのは、ちょっと対象年齢が低すぎる気がしたから。2号に読んでやるならちょうどいいみたい。

可愛いひよこのピッピ。目をこすりながら歩いている。目の前にピンクの扉が半開き。その隙間になる部分はページの一部が切り取られていて、代わりに透明なシートが貼ってある。次のページの一部が何かが見えている。
ページをめくると…朝ごはんがのったテーブルとお母さん。

…という具合にページの一部の開口部から次のページがかいま見える絵本。
開口部からページが壊れないようにセロファンのようなシートが貼ってあるところが子どもにも安心して与えられる感じ。
障子の破れ目、ドアの鍵穴…そしてそれらとセットになっておとうさんやおかあさんに「おはよう」「ごめんなさい」「おかえりなさい」などのご挨拶がセットになっている。

1,2歳児向けかな。

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チンチンでんしゃのはしるまち

チンチンでんしゃのはしるまち

横溝英一さく

出版社 福音館書店
発売日 2002.03
価格  ¥ 880(¥ 838)
ISBN  4834018180
★★★★☆
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チンチン電車。私が今まで住んでいた地域には、あったことがない。
でも絵本をめくると、電車よりも気軽に、バスよりも身近に乗って町の中の好きなところにいける、そんなチンチン電車の存在が感じられる。

舞台は長崎の町。チンチン電車の一日を追う。
早朝の車両点検。今日は2号に読んだんだけど、これ1号に読んで聞かせたときには一番大喜びしそうなシーン。
朝の通勤通学の混雑。自動車と並行して走る様子。停留所で待つ人たち。高台にある公園から見渡す電車と線路の様子。

今はもうだいぶ、チンチン電車もなくなっていく方向にあるのかもしれないけれども、チンチン電車の町に住んでみたいな、と思わせる一冊。

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みかんを食べよう

昼食のデザートに、みかんを出した。普段から顔までみかん色に染まりそうなほど、みかん好きな2号。
「みかん〜!!!!」
…めり。ヘタのすぐ脇のところに親指を入れて、皮を持ち上げてやる。
でも剥かない。皮を数センチ剥いて浮いたところで、2号の目の前に突き出す。
2号が指でつまんで…。ちぎる。
そのヘリをまた私が少し持ち上げて、剥きやすくしてやる。2号が引っ張ってちぎる。
かくして、3センチかそこらの皮の端切れが沢山できる。

その間に1号はどんどん皮を剥き、自分の分を食べ始める。

皮を剥き終わったみかんを、房を割らないで2号に渡す。
少し前までは、半分に割ったあと、房を割りやすくほんのちょっとだけ房と房の間に隙間を割ってから、渡していたものだけどね。
今は2号も、皮さえ剥ければ何とかみかんも一人で食べられるようになった。

1号はしばらく普通にみかんの小房を、薄皮ごと食べていたが。
半分ほど食べたところで、薄皮の端っこにかぶりついて少し穴を開けたあと、チューチューと吸う食べ方をはじめた。
我が家では誰もやらないんだけどね。いつの間に覚えたかな。
「あのねー。幼稚園のN先生はこう食べるんだよ!」
あ。やっぱり。幼稚園で覚えてきたのか。

じゃあ、ちょっと貸してごらん。
一房貰って、三日月の形をした小房のそれを、ちょっと齧ってからひっぱって薄皮を剥く。めり。
扇状に現れる内側のみかんの身。
薄皮を外側に引っ張ったまま、「ここ、齧って食べてごらん」と渡す。
喜んで食べる1号。

でも1号としてはN先生な食べ方が気に入っているようです。
色々試してみようね。1号。

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お月様と1号

お友達の家でたっぷり遊んで、夕方帰ってくる。
薄暗くなった中を自転車を漕いでいると、空にきれいな三日月。
「おぅちえぱぱ!」
と2号。
「おつきさまだー♪」
と1号。

ちょうど月を左手に見て自転車を漕いでいるので、両脇の家並みを通り過ぎるたびに月が家に隠れる。
「おうちぇぱぱ、みえない〜」
家が切れると
「おうちえぱぱ、ぃえた!」
そうか、見えたか。
…の繰り返し。ホント2号はお月様が好きやね。

1号はというと
「お月さま、ずっとボクについてくるよー!」
「そっか。1号のことが好きだからついてくるのかな?」
「ちがうよー。きっとおうちえぱぱの2号が好きだからついて来るんだよ!」
…そーかそーか。

「あのさー」
と1号が続けて言う。
「このお月さまは、クルマの中で見たお月さまとは違うねー」
違うの?どう違うのよ。
「このお月さまは、なんて月ー?」
月は月でしょー?
「このお月さまはねー。14の月って言うんだよ!」
じゃあクルマの月とは別物の月で、別の名前がついているんかい。
「そうだよ〜!でね。車から見たのは、12月に見たから12の月なの!」
…あのぉ。で、クルマの中から見た月とはどう違うの?
「だって、クルマから見た月はもっと丸かったよー」

ポン。ああ。そうか。あの頃は半月だったよねぇ。今はかなり細い三日月だからか。
なるほどにぃ :o

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めだか―どきどきしぜん

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吉崎正巳さく

出版社 福音館書店
発売日 1993.04
価格  ¥ 880(¥ 838)
ISBN  4834011976
★★★★☆
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めだか。もう自然ではなかなか目にすることはないとも聞いたことがある。
あ、お友達の家では飼ってるのかな。でも「これがめだかよ」と言われなければ見分けられない気もする。かなり自信がない。

子どもはどうなのかな。色々なお魚を普段から見ていなければやっぱり見分けられない気もするけど。

水の中で群れて泳ぐ様子。浮き上がってきたドジョウにビックリしてパッと散る様子。捕まえて水槽に入れる。夜は水槽の底近くに静かにしている。寝てるのかな?昼間は水面近くに。

絵本の中には、めだかがなにやら食べる様子は出てくるけれども、何を常食としているのか、どんなエサで飼えるのかといった話は出てこない。オスとメスの見分け方も。これ、見分けられる人は絵を見たら見分けられるよね。きっと。
番う様子。卵を水草に産み付けて。
卵の中。卵胞の様子が日を追うごとに変わっていく。

1号が五日目の卵、というのを指差して
「うお〜っ。めだまぁ!」
と言う。うんうん、はっきりと目玉がうつってる。これ、実物は目玉がぎょろぎょろ動いたり、卵の中で身体が動く様子が見えるんだよ。と言うと目をくりくりさせて喜ぶ。

こういうのはやっぱり、ホンモノ(テレビでもいいけど)見せてやるとすごく納得できるものかもしれないなぁ。

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1号の葛藤

幼稚園の園庭でびっちりと遊ぶと、家に帰ると4時過ぎることもある。
「お腹すいた〜」
と言われても、下手すると眠くて眠くて6時頃寝てしまうこともある。
それなら、と遅くとも5時半には夕食にしたい。
「ご飯早めにするから待ってね」
ということになる。
…実際には5時半に用意が出来ていても、肝心のおもちゃが片付かなかったり、子ども達がテレビに夢中だったりして6時過ぎまでずれ込む方がずっと多いのだが。

4時前に帰ったときだけおやつにしたい。だって「3じのおやつ」っていうでしょう。
なんて言っていたので、1号もそろそろその辺のからくりに気づきつつある。

1号が朝出かけるときに言う。
「あのね。
 今日はお帰りのあと、幼稚園のお庭で遊ばないの。
 お友達のうちに行ったり、おうちに呼んだりしないの。
 今日はおうちに早く帰って、おやつ食べるの」
ふぅん。このお友だち好きがねぇ。うんうん。別にいいですよ。と言う。
普段からいつでも遊びに来てー。と言っているお友達にも、今日遊んで、とは声をかけないでおく。

でもお帰りの時に迎えに行くと、1号はモジモジッとして
「あのね。すぐに帰るけど、その前にちょっとだけ遊ぶの」
と言って園リュックを私の手に押し付けて走っていく。
ああ。やっぱり今日もね。そうだろうそうだろう。
と、ちょっとだけ戻ってきて
「あのね。今、長い針6だから、8まで遊んだら帰るの」
ほっほぉ。今日こそは早く帰る固い決意かい。3時前に帰れるかな。ふっふっふ。

2号のあとを適当に追いかけながら見ている。1号は雪の周りを駆け回り、お友達と雪投げをして…。しばらくして帰ってきた。
「あのね。もう長い針9だけど、もう少し遊ぶ」
はいはぃ。いいですよ。
「長い針、10と11の間になったら帰るからね」
はいはぃ。3時前には幼稚園を出るのね。

砂場付近でうろうろし、水溜りの周りでなにやら遊んでいる。
2号はいつもの通り飛行機の形のジャングルジムによじ登る。
またしばらくして
「おかーさん、かばんの中の手袋ちょうだい」
…どうでもいいけど、その手袋フリースだから、手袋かけて水溜りに手を突っ込んでも冷たいだけだよ。
一応真っ赤になった手をタオルで拭いてやってから手袋をかける。
観察。あ〜あ。やっぱり手袋で水溜りで遊んでいる。まぁいいや。去年はフリースの手袋で、園庭を雑巾がけされたからな。

2号がブランコで遊び始めると、1号もブランコで背中を押してもらいたがる。
げほげほげほ。ここ数日、咳が出るなぁ。
しばらくブランコを押していたが咳が止まらなくなったので
「はい、今日の母さんの体力は売り切れ」
とおしまい宣言。2号は怒っていたけど、1号はもうヒト遊びした後で…
「帰る」

やっと帰る気になりましたか。家について3時50分。
いつもと変わらん展開だったなぁ。

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だいくとおにろく

だいくとおにろく

松居直再話・赤羽末吉画

出版社 福音館書店
発売日 1978
価格  ¥ 780(¥ 743)
ISBN  4834000850
★★★★☆
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こどものとも傑作集。赤羽末吉の味わいのある絵が美しい。読むたびに赤羽末吉の絵本がいいなぁと思うようになる。

「幼稚園で、読んでもらったことがある」
と、1号。そうかそうか。じゃあ、と時々先のストーリーを聞くようにしてみるが、余り自信はないらしく答えようとしない。
流れの早い川。水の勢いが強い。流されていく橋の柱のイラスト。
1号も2号も「みず、はやーい」
先日のタイの津波は…さすがに思い出さない?
鬼が出てくるシーンはちょっと読み応えがあるかも。ぶっくり、と水の中から出てくる鬼。
橋が半分だけかかっている白黒のシーン。ページをめくるといきなり天然色な真っ赤な橋。この対比が、出来上がった橋の美しさを際立たせているかもしれない。鷹なんか飛んじゃってさ。傍らに困った顔の大工。

よく見ていると、モノクロのページとカラーのページが交互に出てきているのね。物語の展開とうまくかみ合っていて、見せ場になるシーンではカラーになる、という感じ。うん。いいなぁ。

こういう昔ながらの物語の本は沢山読んで沢山溜めていってほしいな。1号。

? posted by Yumikoit at 10:54 pm pingTrackBack [0]

 

デカレンジャーとおままごと

幼稚園から帰る1号に
「今日は一番何が楽しかった?」
と訊く習慣がある。

この「一番」がポイントで
「今日は何をして遊んだの?」
では
「いろいろ」
でおしまいなのである。「一番」と問いかけることで自分の中で何を語るか整理ができるらしい。

入園してから毎日訊き続けているおかげで、最近は自分から
「今日は一番面白かったのはね…」
と話してくれることも多くなってきた。

問題はそれが、設定保育でやったことではなく殆どが自由遊びの中でのことで、しかも殆ど毎日
「今日はクルマ」
「今日は電車」
「今日はデカレンジャーごっこ」
の順繰り繰り合わせにしかなってないってことなんだけどね。

で、今日はといえば。
「今日はね、一番楽しかったのはね。おままごと」
ほぉ。今日はおままごとしたんですか。
「ふぅん。おままごとしたんだ。楽しかった?」
「うん!」
「誰としたの?」
 これも毎日訊いていると今誰と遊ぶのが楽しいのか判ってくるので重要なポイント。
「えーとね。今日はSちゃんとKみちゃん!」
ほぉほぉ。今日は女の子と遊びましたか〜。
でも今までSちゃんというとおままごとというよりもお店屋さんごっこのほうが多かった気が。
「お店屋さんごっこじゃなくて、おままごとだったの?」
「うん。おままごとだったんだよ」
「ふぅん。じゃあおうちの中ごっこかな。1号は、お父さんの役でも下の?」
「ううん!ボクはね。デカレッド!」
…はぃ?それはデカレンジャーごっこでは?
「ちがうよー。おままごとでデカレッドしたんだよ!」
それはどういう遊び…?

色々訊いているうちに1号自身にも訳がわからなくなってきたらしい。
最後には
「ボクもよくわからなくなっちゃった」

…そりゃ、そうでしょう。

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ハトシェプスト

山岸凉子著

出版社 文芸春秋
発売日 1998.06
価格  ¥ 650(¥ 619)
ISBN  4168110486
★★★★☆
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ハトシェプスト―古代エジプト王朝唯一人の女ファラオ。らしい。
私は実は歴史には疎いので、そもそもファラオに女性がいたのかどうかすら知らなかった。
「古代エジプト王朝唯一人の女ファラオ」なんてサブタイトルがついているといわゆる伝記的な切り口のストーリィを想像してしまうけれども。違うんだなぁ。

血を止める奇跡を起こせる姉妹が不思議な貴族の男性に会う。
普段は葬式の時などになく、泣き女が仕事。
血を止めるその能力に目を留められて、応急に連れてこられて、貴族の男性と思ったのは実はファラオの第一王女ハトシェプストであると知る…。

ハトシェプストの内面や王位を望むことになった経緯や王位を得た後の政治などはあまり描かれていない。ただ、ハトシェプストが王位を得るちょっとした事件を、姉妹の姉の方の視点からすっと切り取るように描かれているだけ。

2編からなるハトシェプストのストーリィのもう一編は、ハトシェプストの幼い頃。男性になりたい、男性のようになりたいと願った一人の少女。

台詞とか構成がとても巧みで、最後の一コマが波紋のように印象を深める。

? posted by Yumikoit at 11:35 am pingTrackBack [0]

でんしゃにのった

西村慶明さく

出版社 福音館書店
発売日 1984.10
価格  ¥ 683(¥ 650)
ISBN  4834000389
★★☆☆☆
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12月の2号は毎日「ぴかくんめをまわす」ばかり。よっぽど気に入ったらしい。
ここ数日は、1号が図書館や幼稚園で借りてきた絵本の中の、乗り物絵本を中心に狙う。目新しいのが欲しくなったかな。
今日は1号が「とらっくとらっくとらっく」なので、2号は「でんしゃにのろう」

表紙の黄色の新快速電車。何線かな?後ろに東海道線が走ってるよ。
と関東圏の電車の色を思い出そうとするがいまいちぴんと来ない。
「関西の電車じゃねーの?」
飼猫氏が言う。そうかなー。

殆ど文章のないストーリィ。ただ、黄色の新快速電車と、その電車がすれ違う色々な列車が次々と描かれる。リアルな絵柄は西村慶明独特で車体の色もきれいだ。
車内の光景では大阪スポーツの新聞を広げるおじさん。あ。やっぱり関西圏だ。窓の外には京阪電鉄。
セメント専用タンク車や色々な貨車。
全ての車両の絵の横に、車両の名前が描かれているので電車の名前なんかわからない親にも親切。
子どもって、こちらが思いもしなかったはしっこの電車の名前とか知りたがる時があるし。

1号も横でじっと聞いていて、二人とも大満足のようでした。

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