もうすぐ運動会

1号の小学校も2号の幼稚園も、運動会は秋なので、ちょうど今頃は二人とも帰ってくると運動会の話ばかりである。

幼稚園最後の運動会を迎える2号は、組み立て体操とリレーの話。
体育が得意なことを鼻にかける1号は駆けっこの話ばかり。

ふぅん。それで?
そろそろ徒競走で一緒に走る子の組み合わせは決まったの?
と訊くと、1号は得意げにあの子とあの子と…と名前を挙げる。
そういやあの子は? ほら、1学期の体力測定で 最後までシャトルランで張り合った相手の子。
「うん。一緒だよ…でね、今日はその前の障害物の練習でちょこっと怪我しちゃったから、徒競走は3番だったんだ」
おや、どんな怪我?─と訊くが、大した怪我でもなかったようで気にしている様子もない。

「まぁね。あれだよー。今日はゆるゆるの気持ちで走ったから3番だったんで、ホンバンは一位だな」
…ほぉ、言うではないか。
相手だって練習だからゆるゆるかもしれんぞ?ホンバンで本気出されて泣かないようになー:E

? posted by Yumikoit at 10:41 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

直球を受けたつもりだったが。

ブラックタイガーを買ってきたので、夕食はエビフライ。
もちろん、2号の明日のお弁当にも入れる予定で少し多めに揚げる。

子どもたちは大喜びで、1号は
「昨日のドッジボールのお昼に、お子様ランチ(のホカ弁)を頼まなくてよかった。
 エビフライ2日連続じゃなくてよかったもん」
と言っている。

そのうち、ふと1号が言った。
「ねぇ。エビの尻尾はなんに役に立つの?」

ふむん。1号が学校のプールで泳ぐ時、足をバタバタさせるよね。
エビだって泳ぐときにしっぽを使うんじゃないの?

1号。しばらく黙って考えていたが
「エビの尻尾は、食べるとどういう風に役に立つの???」
おっと。そっちでありましたか。骨になるんだよ、骨に。

? posted by Yumikoit at 10:27 pm commentComment [4] pingTrackBack [0]

2号の生まれた日。

1号はドッジボールの練習に行って、飼猫氏は寝ている。
リビングでテレビを見ながらふと2号が言った。

「おかーさん、ずっと昔のことだから、もう覚えてないと思うんだけど」
去年のこととか言われても、2号の方が覚えてること多いもんねぇ。

「ぼくって、何時ころ生まれたの???」
ずて。それは覚えてないわけないでしょう。
「えっ。ほんと?」
うん。
「ぼくはねー。真夜中に生まれたと思うんだ」
ぶぶー。残念。あなたは午前中10時過ぎに生まれてます。
  正確には10:37に誕生。

「じゃ、じゃ。1号は?」
1号はねぇ。お昼一番で産む予定(予定帝王切開だから)だったんだけどねぇ。
午前中の妊婦さんの帝王切開が大変だったみたいで、午後の4時半までかかったんだよねぇ。
「午後だったんだぁ」
うん。そう。
1号も2号も、母さんは普通の出産では産んであげられなかったから、おなかをちょきちょき切って産んだからね。病院の先生が普通にいてくれる時間=昼間を選んであなた方がやってきたのよ。

まぁねぇ。1週間前のことは忘れてても、子どもの生まれた日のことくらいは何年経っても覚えてるもんよ。

? posted by Yumikoit at 11:34 pm commentComment [4] pingTrackBack [0]

空蝉の中に…

一度コストコに行ってみたかったが、とみのさんから一日体験キャンペーンを教えてもらったので早速行ってみる。
噂にたがわず、すげー量のパッケージに買う勇気がなかなか出ず、大学ノートとかパスタとかプリングルスの5個パックとか腐らなそうなものばかり選んで買ってしまうが、それでもまた来ようと思うほどの買い物はできず。難しいもんだな。コストコ。

夕飯にはご飯にちらし寿司のモトを混ぜて簡単ごはん。
2号が帰ってくるのを待って4人で食べる。

食べながら、1号がふと言った。
「あのね。この間、学校の帰りにね。
 セミの抜け殻に、ダンゴムシ詰めて遊んだの〜」
…は?

「セミの抜け殻ってこうなってるでしょ…」
と両手を合わせて抜け殻の形を作り、指の間で抜け殻の背中がわずかに割れた痕を作る。
「ここをすこし、こじあけて、ダンゴムシを入れたの」
ダンゴムシ、どうした?暴れなかった?
「ううん。まぁるくなってぽとんて落ちた」
で?それをどうしたの?
「神社の土の上に、そのまま置いて帰ってきた」
ふむ。
そのうち、丸くなっていたのがほどけて、セミの抜け殻から出てこれなくなってジタバタして、かさかさ抜け殻が動くんか…。
そういうと、1号はそれを想像してたいそう楽しそうにしている。

いや、そこ喜ぶところじゃなくて…。

? posted by Yumikoit at 10:52 pm commentComment [6] pingTrackBack [0]

十五夜と2号

2号がカレンダーを眺めながら言った。
「あぁー。十五夜、楽しみだなぁ」
そのカレンダーには、十五夜の記載はなかったはずなので、たぶん幼稚園かどこかで十五夜のことを聞き及んできたのだろう。

「あのねっ!十五夜ってのはねっ。絶対にきれいな満月なんだよっ!」

そういや2号は赤ちゃんのころからお月さまが好きだったなぁ。
ところでさ、2号。
きれいな満月でも、曇ってたら見えないんだよ。

「晴れてないと、だめなの?」
うん。晴れてないと、満月は見えない。

…あとでこの話をしたところ、飼猫氏一言。
「子どもの夢を壊す、ひでーかあさん」

? posted by Yumikoit at 11:49 pm commentComment [4] pingTrackBack [0]

 

目覚まし時計は自分のを止めよう

朝。私の携帯のアラームが鳴る。
朝だなぁ。

起きだして着替えていると、子ども部屋でも派手なアラーム音。1号の目覚まし時計だ。
そういや普段は目覚まし時計をセットしない1号。夕べはセットして寝たんだな。
なかなか止まらないので、よっぽど止めに行ってやろうかと思ったが。
いやいや。自分で止める習慣がつかないといかんよな。と我慢する。

大体、1号が目を覚ます前に飼猫氏が耐えきれなくなって止めに行ってついでに1号を起こすパターンが多いのだが。

…おっ。目覚ましが止まった。起きてくれるかな。

朝ごはんの用意をしていると、2号が起きてきた。
おはよー。
起きてくるなりパジャマのままソファに寝っ転がってゴロゴロし始めて、そのまま時間を忘れてしまう2号と違って1号は大抵、着替えてから子ども部屋から出てくるが。

卵焼きを焼いていると、1号がふらふらとリビングに入ってくるのが見えた。
…ちょっとまてぃ!
なんでお前、パンツ一枚よ!?もうご飯の時間よ?
「だって…2号が勝手にぼくの目覚まし止めて、ぼくの時間盗んだ」
いや、だって目覚ましだいぶ長い間鳴ってたし。
つーか、2号も目覚ましで起きるなら自分の目覚ましセットしろよ。
「えー、だってぼくの目覚まし、なくなっちゃったんだもん」
なくなったんじゃなくて、いつも同じ場所に置かないからでしょ。

つーか、寝るときに着ていたパジャマを脱いで、いつの間にかパンツ一枚で寝ている1号。その習慣も止めてほしいよ。

? posted by Yumikoit at 10:48 pm pingTrackBack [0]

ホントの話うその話

最近、テレビをつけていると番組の中のストーリィが現実にあったことかフィクションかが気になるようになった子ども達。

「母をたずねて三千里」は?
さぁー。この時代には、こんな風に出稼ぎに行った人が大勢いたというから、ほんとかもしれないね。
「火垂るの墓」は?
ほんとに、こういう風にして戦争の中で死んでいった子ども達はたくさんいるんだよ〜。
「フランダースの犬」は?
まぁ一応、作り話というかー。
「はじめ人間ギャートルズ」<<<現在テレ玉で再放送
あははははー。こんな風に生きていた時代があるのはほんとー。

うっかり作り話と言うと、
「じゃぁ見なくてもいいや、うその話だから」と言うこともある子ども達。
ポケモンやらデュエルマスターズLinkデンジャラスじーさんLink ばかりではないのでちょっとホッとしつつ、返答に苦慮するときでもある。

一番、反応が激しいのはお侍さんの出てくるドラマだったりする。
大河ドラマのようなものだと「本当に昔、こんなことがあったんだ!」と言いつつ見ている。特に去年の「風林火山」などは1号が非常に集中して見ていたが、時代劇となると胡散臭さを感じるのか最近はあまり寄ってこない。
2号が時々、
「持ってるのは、竹刀?」
「ううん。ホントの剣」
「あっそ」としばらく寄ってくる程度だ。
…ホントの剣の方が、すごいと思うんだが。

そんなこんなで、最近は実録系のドラマとかニュースを意識して子どものいる時間につけるようにしている。もともとドラマは私があまり見ない方なんだけどね。

昨日、夕御飯を食べ始める際に、1号がつけっぱなしのニュースを消さないで欲しいという。
丁度やっていた家屋内に蜂の巣ができてしまったトピックの続きを見たかったらしい。
2号がじっと見ながら言った。
「ニュースって、大人の番組だから面白くないのも多いけど、でも全部ほんとにあったことなのは、すごいよねぇ」
…うそのことばかり流していたら、ニュースと言わないと思うけどね。ふふふ。

? posted by Yumikoit at 11:03 pm commentComment [6] pingTrackBack [0]

学校4往復

朝。1号が学校に行く。
1時間後に2号を幼稚園に送りだす。

午前中は、小学校の広報委員会の編集会議だ。
先週の涼しさがうそのような蒸し暑さの中を、自転車でかっ飛ばしていく。

2号はまだ半日保育なので、少し早めに帰って2号を幼稚園バスから受け取り、昼ごはんにおにぎりを作る。
BS2でやっている「母をたずねて三千里」を見ながら2号が
「これ、ほんとにあった話?」
と訊くが、さてどうだろう。
まぁこれは「クオレ」ってお話の中で、小学校の校長先生が3月の話として、朝礼で語った話の一つなんだけどね。
当時の社会情勢からいって、ほんとにこういう話があったかもしれないよ。

1時過ぎに、また広報委員会。今度は取材。
学校に自転車で行く。2号は、行くのもつまらないと思ったのか家で留守番をしているという。
「DVD見ててもいい?」
見てもいいけど、1時間以内にしなさい。

帰ってきて、1時間くらいぼーっとしていると1号帰宅。
1号の宿題を見て、風呂掃除と昨日やらずにさぼっていた部屋の掃除をさせて。
1号をドッジボールに送っていく。
…いつもは学校のだいぶ手前の交差点で別れるのだが、今日は小学校の先の米屋で精米をしたかったので、1号と校門前で別れる。
精米が終わって帰って、2号の食事の支度。
てめぇ。早く風呂入ってこぃ。

2号の食事開始が遅かったので、「ごちそうさま」までいてやることができない。
そのまま1号のお迎えに。
そんなこんなで、小学校を繰り返し往復しているうちに、2学期3日目の1日は過ぎていったのであった(しくしく)

? posted by Yumikoit at 09:58 pm commentComment [3] pingTrackBack [0]

2号の鉄塔物語

7月に変電所に行って以来Link の鉄塔イベント。
あらかじめ、同行を拒否する1号には別の友達と約束してもらって、幼稚園から帰ってきた2号は大急ぎでご飯を食べて出かけると大騒ぎ。
2時ころ、先日も待ち合わせた公園に行くと、とっくの昔に用意を済ませていた頼りになる小学生Gくんが既に待っていた。

夜の花火の約束もあるから、5時までに帰ることは、家で約束して来たらしいが。
その上でもう一つ、約束。私としては、4時までに帰れるプランで動いてくれ。
そういうと、かなり不満そうなGくん。…いや、「あなたが5時までに帰れるプラン」で動かれると、幼稚園児である2号の体力ではその倍かかるのは明白。
Gくんの考える4時までプランで多分ちょうどいいくらい。
で、今日は暑いから水飲み休憩は頻繁に。
さて、レッツゴー。

まずは前と同じルートで、南川越変電所に向かう。
前回は見なかった南川越変電所のすぐわきにある鉄塔を見て、感激する2号。

Gくんはというと、4時までと時間を区切られてしまったので、脳内プランを完遂するためには一つ一つの鉄塔をめぐっている時間はないと思ったらしい。
…どうせこの辺は、ぼくは今まで何度か来ている鉄塔だし。
   <いやいや。2号は初めてです。
そんな心の中のやり取りがあったかどうかは知らないが、鉄塔を一つ一つたどってはいるが鉄塔の下まで行ったりはしないプランに早々に切り替えたらしい。
─ 一つ一つをじっくり見たかった2号にはちょっと不満であるが、目の前にどんどん現れる鉄塔と、突っ走って行くGくんの背中を追っかけるだけで目いっぱいである。

小さな公園の中の鉄塔を見て、西武線を渡り、16号を渡る。
只見幹線をたどるルートである。
そのまま住宅街を抜けて県道日高川越線に出て…途中、へばり気味の2号が頻繁に
「みずのむー」
と言っては立ち止まり、自転車にまたがったまま水筒から水を飲む。
そのままバランスを崩して、自転車が倒れる。
慌てて起こす。
で、走り出しも自転車をまたいだまま、何度も地面を蹴りながら走りだすので、スピードが出るまでに時間がかかる。

22インチの2号の自転車。Gくんは小4だからずっと大きな自転車。
早く、目的の 新坂戸変電所Link に行きたいのでもっとスピードを出してほしいようだが、これでは到底無理。
いや、そもそも幼稚園児に、新坂戸変電所までの道筋を自転車で行こうというのが間違っているのか。

それでも、以前一緒に行ったことのある中では一番遠くの川越西郵便局まで来ると感慨深げの2号。
絶対に「帰る」とは言わず、目をキラキラさせてGくんの後を追っかける。
時々、「自転車こぐの疲れたー」と自転車を押して歩く。

県道日高川越線の脇道を通り、泉小のわきを抜けて、今成小へと道筋をたどる。
田んぼを見て、2号がつぶやく。
「…お米だねぇ」
うんうん。稲穂だね。

何やら大通りに出て、入間川を渡ろうとしたとき。
時間はすでに3時半を超えている。
ここから戻っても、5時近くなるのは確実だ。
2号が橋のたもとLink で派手に転んで、
「もう帰る〜」
と言ったので、帰ることにする。

Gくん、かなり残念そう。
「あと2,3キロなのに…」<いや、絶対に違うと思う。

Gくんからは
「次は10月だ。それまでに自転車の走り出しと体力。しっかり特訓しておいてね」
と宿題が出た。
初めての大冒険に大満足の2号であった。

? posted by Yumikoit at 11:07 pm commentComment [4] pingTrackBack [0]

空気読むやつ読まないやつ

1号は、案の定2学期初日から友達と約束したようである。
それなのに、昼食が終わってのんびりとDSで遊び、友達の家に行く前に風呂掃除をお願いすると厭々ながらやった後で今度は友達の家に持っていくとかで2号と一緒にデュエルマスターズカードのデッキを組み始める。
いつになったら行くつもりだ???

お友達の家に着くと、すでに別のお友達もやってきていて、テレビにつなぐ類のゲームをしていた。コントローラの順番を譲ってもらってやり始めるが、それで手持無沙汰になった友達もいるというのに周りの声も聞こえない集中ぶり。まったく空気を読まないやつである。
途中で、強制的にテレビゲームを終了していただくと、やっと5人で遊び始める。
…そうそう。全員で遊べる遊びをやらないとね〜。

話は変わって、帰宅後、夕食前の話。
なんとか洗濯物も畳み終わって風呂も入り、1号は日記を書き始める。
夏休みと同じようにその日遊んだことだけを書きなぐるので
「1学期と同じように、学校であったことも書いてごらん」
と言うと嫌がってノートを投げ、怒りはじめた。
当然こっちも説教口調になる。

遅れて風呂から出てきた2号、もくもくとテーブルを拭き、台所に用意してあったおかずをテーブルに運んで、茶碗にごはんをよそう。

説教を続ける私と、ちょっとふてくされている1号におずおずと近付くと
「…おはなしちゅうごめんなさい…1号、ご飯この量でいい???」
2号なりに、仲裁のタイミングを見計らったってことか。
しかも「おはなしちゅうごめんなさい」だとぉ。幼稚園生とは思えない言葉である(感激)
   1号がこの半分でも空気が読めればなぁ(溜息)

? posted by Yumikoit at 11:40 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

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