はたらくじどうしゃ・4 しょうぼうじどうしゃ

山本忠敬さく・え

出版社 福音館書店
発売日 1985
価格  ¥ 540(¥ 514)
ISBN  4834005909
★★★☆☆
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赤を貴重とした表紙に、黒で描かれた消防自動車。漫画風に誇張されてもいない 実直でリアルな線でシンプルに描かれている。
中の絵もシンプルでリアルだ。ポンプ車、小型ポンプ車、水槽付きポンプ車、装甲化学車、化学車、排煙高発泡車、救助車、その他 救急車、耐熱救難車、レスキュー車、照明電源車はしご車など。

このシリーズの本、シンプルで(多分)正確。装丁もシンプルで読みやすい。1号も大好き。
星が少ないのは、単に乗り物の本ばかり読まされるこちらの都合だったりする。

ああ。最近「おはなし」絵本が少ないなぁ。

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うんどーかい?

朝ご飯を食べながらの会話。

「ねぇ。2号はもうすぐ2歳になるよね?」
「いや11月にならないと2歳にならないから、まだまだだよ」
「でも(時計を見て、数字の順番を確認しながら)、3になって4になって…11にまでなれば、2歳だよね」
「そんなに1号は、2号に2歳になってほしいの?」
「うん」
「どうして?」
「2歳になったらひよこさんになれる?」

そっか〜。来年幼稚園に入る子たちのためのプレ幼稚園の「ひよこ」クラスに来て欲しいのか?

「うん。2歳になって、4月になったらひよこさんに入れるよ」
「ひよこさんは、あれもあるよね」
「なに?」
「えっと、走るの」
「走って何するの?」
「走ると、何かもらえるの」

うう〜む。なんだ?1号はそもそもプレ幼稚園自体、9月に2回行っただけだぞ。あ。そうか。
「運動会のこと?」
「そう!」
「運動会は、ひよこさんも行けるけど、年少さんも年中さんも、年長さんもできるよ。1号も秋になったら運動会いろいろできるね」
「ぼくもいいの?」
「うん。あれは幼稚園のイベントだからね。運動会では、ひよこさんよりも年少さんのほうが色々できるんだよ。楽しみだね」

しかし、ホント覚えているもんですなぁ。
となんとなく感心。

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なつやすみ虫ずかん

なつやすみ虫ずかん

稲田務え・宮武頼夫ぶん

出版社 福音館書店
発売日 1992.06
価格  ¥ 880(¥ 838)
ISBN  4834011054
★★★☆☆
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かがくのとも傑作選。

クワガタ、トンボ、コオロギ、ハチ、アブ、カブトムシ、セミ、カミキリムシ、バッタ、カマキリ、チョウ、ガ、タマムシ

それぞれの虫について、代表的なひとつの種類について簡単に生態を述べる幼児向けの図鑑。
絵も詳細だし、説明文もいい。

クワガタはミヤマクワガタ。トンボはオニヤンマ。コオロギはエンマコオロギはいい。
ハチは何でミツバチじゃなくて、スズメバチなんだろう。
1号は「ハチは蜜を集めるもの」という固定概念があるのか、なんども「ねぇ。蜜は?」と訊いてくる。ううむ。だから肉食のハチもいるのよ、と何度も説明する。

表紙がテントウムシなのだから、テントウムシの説明も欲しかったな。とか。

でも、後ろ足が長い虫のイラストを見ると全部「かえるみたい。これもぴょん、ぴょん跳ぶの?」と訊くのはおかしかった。

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ばかたれのくるま

幼稚園から帰ってから、みんなでお買い物。
昼ごろに降った雨で道路が濡れているので転ぶとすぐに服が濡れてしまうのと、帰りの荷物を持つことを考えて、2号はベビーカーに乗せる。
クルマの通りの少ない小路を選んで歩く。

「あのくるま、ばかたれだねぇ!」
1号が突然大きな声で叫ぶ。
見ると、クルマ一台やっと通れる幅の通りなのに、道路の真ん中に駐車している車。運転手はいない。
うう〜む。確かに困ったクルマだが…1号よ。それを大声で言わんでくれ。聞こえる範囲のところにクルマの持ち主さんがいたらどうするんだ。

ちなみにこういう配慮の少ない車に対して運転しながら常に暴言を吐くのは、飼猫氏です。はぃ。

ああ。今後、いくらでも似たような状況にあうのだろうなぁ。とほほ。

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ツーリング・エクスプレス (第1巻)

ツーリング・エクスプレス

河惣益巳著

出版社 白泉社
発売日 2000.12
価格  ¥ 650(¥ 619)
ISBN  459288437X
★★★★☆
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文庫版第一巻。
飼猫氏が懐かしがって買ってきた。あの御仁は、妹がいたせいか こういった少女マンガに分類されるコミックも多く読んでいる。

実は私はこれは読むのは初めて。連載当時、周りの友達は結構読んでたんだけどね。当時はなんか線の多いこの絵柄に馴染めなくて。そのくせ、池田理代子の絵とかは好きだったな。我ながら変なの。

主人公はインターポールパリ本部の若手刑事であるシャルル・オージェと、辣腕殺し屋のディーン・リーガル。
数々の事件を通して、偶然に出会い続ける二人。
ミステリ仕立てだったりアクション仕立てだったり。
ディーンが男色家で、シャルルが線の細いかわいらしい性格と容姿という設定だったので、当時の友人たちはその二人の関係で盛り上がっていたっけ。

ストーリーがなかなか読ませる。ふむ。

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うしろごちそうさま。

お帰りのあとで更に園庭で遊び、帰ってから家の前の駐車場でもたっぷり遊んだ1号。
これは早くに夕食にしないと、またほとんど食べずに寝るに違いない、と早めに用意をする。

メニューは、おにぎり。豆腐の味噌汁。豚挽き肉でお好み焼き。自家製ナムル。はたはたのから揚げ。

お昼が軽かった2号はバクバクあっという間に食べきるが、1号はおしゃべりをしながら、にょろにょろと動きながらいつまでも食べ終わらない。
しかも途中でトイレに立つし…

ようやく食べ終わった時。
「はぃ。ごちそうさまでした」
と声をかけると
「うしろごちそうさま!」
と背中に両手を回して手を合わせる。

うんうん。「うしろごちそうさま」はそれでもいいから、その後でいいから身体の前でもきちんと「ごちそうさま」しなさいね。
と言うと、
「うしろごちそうさま」「まえごちそうさま」「ひだりごちそうさま」「みぎごちそうさま」と全部やってくれました。なんじゃこりゃぁ。

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がんばれ!あかね

「はじめてであう手話」編集委員会編・宮崎耕平絵

出版社 汐文社
発売日 1994.02
価格  ¥ 2,039(¥ 1,942)
ISBN  4811302648
★★★★☆
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絵本 はじめてであう手話2。

主人公 あかねの両親は耳が聞こえない。小学校5年のあかねは、いつごろからか、それを恥ずかしく思うようになった。転校を機に、両親の耳が聞こえないということを、級友たちに言えないでいる。

「あれ、手話っていうんだぜ」
「へんなの」
ふと級友たちの会話にどきんとして、恥ずかしく思う。
生まれつき耳が聞こえないので、上手に話せない父親を、恥ずかしく思う。
そんな自分を持て余している。

ある日、以前から知りあいの手話通訳のお姉さんに、そのことを相談した。手話通訳のお姉さんは、あかねちゃんのお父さんがやっている手話講習会をこっそり見せてくれた。

手話通訳のお姉さんの体験談もあり、あかねちゃんは、学校の友達に自分の両親のことと手話のことを告白する勇気を出せるようになる…。


1号は本を読み聞かせていたら「なぜ耳が聞こえないの?」とあかねのご両親について素朴に直球な疑問を次々と発していました。

1号が図書館で自分でこの絵本を選んできたときには、読んだ時にどのような反応をするのか、心配でもあり、楽しみでもありました。
1号には難しかったかもしれませんが、そういった人たちが世の中にはいて、色々な苦労をしながら生活をしているのだということを知るのはいいことだと思います。

そのようなお友達にも 特別扱いするのではなく、普通に、その違いに配慮して自然に一緒に遊べるようになって欲しいと思います。

? posted by Yumikoit at 09:03 pm

 

ミルナの禁忌

ミルナの禁忌

白倉由美著

出版社 角川書店
発売日 2000.05
価格  ¥ 2,310(¥ 2,200)
ISBN  4048732129
★★★☆☆
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人形を抱いてベッドに横たわる レースのついたワンピースを着た少女の、モノクロームの表紙絵。タイトルは銀字。
なぁんかロリだなぁ。

場所は全寮制の学校。幼少の頃から事実上一歩も外に出ない生活の主人公の少女。14歳という「特別な年齢」に起こること。

ミルナ、という名前は主人公の名前だが、「見るな」に通じていた。
見るなの呪い。見るなの禁忌。
名前に力がこもるということでしょうか。

ジャンルとしては世紀末モノかな。イマドキの「あえて訊くけどなぜ、こういう少女がキャラクターとして必要なの?」という質問はあえてしないことにいたしましょう。
意外と面白かったです。

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おこったかお!

2号はますます「いちゅら坊主」。

親たちの本棚から片っ端から漫画や本を引っ張り出しては持ち歩く、1号の本棚から絵本を引っ張り出しては床に撒き散らかす。わたしのパソコンの前の椅子によじ登り、マウスやキーボードを触ったりパソコンの周りに置いてある私の本やメモ用紙を持ち出す。
昨日はついにガス台に触って勝手にガスを止めやがった!!!!

勿論ガス台のような台所周りとか ファンヒータや除湿機などに触ろうとするときにはその場で「パチン!」だが、そうでないときには
「…2号?」
とドスを聞かせた声で言葉をかけ、睨みを効かせる。
じぃっと目を見つめると、2号なりに分が悪いことを感じ取り、自分から椅子から降りたり持ち出した本を片付けようとしたりする。

さて、1号も最近は2号が「いちゅら」をしていると自分なりに注意しようとしているようだ。
今までは
「2号がご本持ち出してるよ〜!」
とか言いつけに来ていたが、今日は2号に向かって大声で
「おこったかお!」
と言っていた。

しかし実際に怒った顔をして見せるのと
「おこったかお!」
と言葉で言うのとでは…いや、そもそも1号の「怒った顔」では2号に効き目がないらしい…。
それでも何度も2号に向かって「おこったかお!」と怒鳴っている。
う〜む。しかし笑えるなぁ。

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たぬきの子

増井光子ぶん・滝波明生え

出版社 新日本出版社
発売日 1983.06
価格  ¥ 1,121(¥ 1,068)
ISBN  4406009574
★★★★☆
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新日本動物植物絵本[17]

たぬきの子の成長と一生を描く本。
絵が割とリアルな感じでいいかも。
少し大きくなった子だぬきたちが父さん狸に連れられてキャンプの跡地などで餌をあさる姿がかわいい。
トイレの場所も狸ってのは決まっているんですね。
台風の中、身を寄せ合って雨にぬれそぼるシーンでは、1号は
「寒そうだなぁ」
と少し怖がる風。まぁ最近、幼稚園からの行き帰りに吹雪だと風や雪が怖いらしいから。

最近幼稚園から借りてくる絵本は乗り物ばかりになりましたが、図書館の絵本はお話絵本よりもこういった生態モノが多くなったようです。飼猫氏の影響だな。
ふむ。でもまぁこれはこれでよし。

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