INTEL 8088
INTEL 8088 (16bit CPU)
Address bus 20bit, Data bus 8 bit.

DIP40P、Clock 5MHz、8MHz、10MHz.

N-MOS 3um トランジスタ数 29,000.

1979年6月発売.



 i8088は i8086のデータバスを 16bitから8bitに落としてローコストな 16bitシステム構成を目指しました。
一説には Motorola社の MC6809に対抗するため開発されたとも言われています。
 i8088は IBM社の The PC に搭載され 一気に広まりました。その後の x86系の隆盛の元になった石です。
国内では 性能を優先したせいかあまり使用されず、代りに i8086が多く使用されました。


INTEL社 8088その2  右の2つはINTEL社製の i8088。5MHz動作品です。
このページの始めの i8088は 8MHz動作品です。
 これらを見ると Copyrightの年号が 1978,81と 1978,83の
2種類があります。1978年は判るとしても1981年と1983年の
2種類があるのが良く判りません。
この間でプロセス変更などの再設計をしたのかもしれませんね。

INTEL社 8088その3


AMD社のセカンドソース  i8088は IBM PCが大ヒットしたため大量に使用されました。
そのため各社がセカンドソース品を発売しました。
 左は良く見かける AMD社製の8088。


富士通製 8088 その1  次は国内で良く見かけた富士通製の8088。
両方とも8MHz品です。

富士通製 8088 その2

独ジーメンス製 8088 その1  独ジーメンス社も有力なセカンドソーサです。
これら2つは10MHz動作品。
 ジーメンス社はこの後も i80286の頃までセカンドソースを
発売していました。

独ジーメンス製 8088 その2

沖電気製 8088 C-MOS版です  これは珍しい沖電気製の8088 C-MOS版。
沖電気は 8085の頃から C-MOS化に熱心でした。


NEC製8088  結構マイナーな日電製8088。
8086やV20、V30は良く見るのにね。



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