- INTEL i80130
- iAPX86/88用 iRMXカーネル＆サポートユニット
- Operating System Processor
- iAPX86/88ファミリー
- DIP40P
iAPX86/88には、iRMX86というリアルタイムＯＳがありました。
このiRMXとOSの動作に必要な周辺をワンチップに収めた物が、この i80130です。
i80130には次の機能が収まっており、iRMX86システムを容易に構築できるようになっていました。
- iRMX86 Kernel本体
- OSシステムクロック用タイマー
- 通信用ボーレートジェネレータ
- 割り込みコントローラ
内蔵されている周辺デバイスは、従来の周辺デバイスとほぼ同じ物が内蔵されています。
タイマーとボーレートジェネレータは i8254準拠、割り込みコントローラは i8259準拠といった具合です。
INTEL社はこの他にも、iAPX86/88ファミリーにOS内蔵のデバイスを準備していました。
それは CP/M86を内蔵した、i80150という石で iAPX86/50、iAPX88/50という名前まで準備されていました。
データシートを持っていますが、この石は出荷されたのでしょうか？
iRMXというOSは、8080時代から続くINTEL社のリアルタイムＯＳの名称です。
最近はあまり耳にしませんが、今でも組み込み機器用として使用されています。